林に打ちこんでしまった時、まず何を考えますか?
「とりあえず出すか」と打っていないでしょうか。(私はけっこうな確率でコレです)
雑誌「GOLF TODAY」で、伊能恵子キャディが林から出す際の考え方を解説されています。
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- GOLF TODAY2022年5月号
※サンプルを読む・Kindle版あります
同誌2022年5月号106ページから一部を抜粋して紹介します。
林に打ちこんだら ボギーを狙えるルートを探す
伊能キャディは「林から出す一打の重要性をもう一度見直そう」として、このように解説されています。
ティショットを林に打ちこんでしまい、次打で林の中から無事に脱出させたい。よくある場面ですよね。
グリーンの方向を狙うには木と木の間のスペースがかなり狭くて自信がなければ、広いスペースからいったんフェアウェイに戻すことを考えるでしょう。
そんなとき、「出せばいいや」と安易に打っていませんか?
フェアウェイに戻すだけでOKと軽く考えてチョコンと打ってすぐ先のラフで止まり、次のショットでグリーンが狙えないようでは、そこでまたスコアをロスしてしまいます。
集中力を欠いて大ダフリしてしまい、林からの脱出に失敗ということにもなりかねません。
(管理人の場合)林に打ちこんでしまうと精神的ダメージが大きく、「とにかく出す」ことで頭がいっぱいになってしまいます。
そこを冷静になって頭を働かせ、ボギーを取れるコースを考える必要があるのです。
林から出すとなったら、「ここからどうすればボギーで上がれるか」を考えることがとても大事です。
どこを狙ってどう打てば、次のショットにつなげてボギーセーブできるのか。
フェアウェイのどの辺に運べば3打目で得意の100ヤードが打てるのか。
こんな具合にボギーで上がるためのシミュレーションを必ず実行しましょう。
測定器も使ってボギーで上がるイメージを作る
使える機器は使って、より少ない打数で上がるための手がかりを集めましょう。
今は多くの方がレーザー距離測定器を持っていらっしゃるので活用するのもいいですね。
フェアウェイのあそこなら次でグリーンを狙いやすそうだと思ったら、そこまでの距離は何ヤードかを測り、使うクラブを決めて打つ前にショットをしっかりイメージして素振りを数回繰り返してリハーサルしましょう。
狙った場所の近くに運べて3打目でグリーンオンし、2パットで上がればボギー。
脱出の一打で残り50ヤード地点に運んでアプローチがうまく寄ればパーだって十分あり得ます。
この考え方は当然プロも実践しています。
ツアープロたちはティショットを林に打ちこんでも、絶対に最後まで諦めません。
優勝争いならイチかバチかでパー狙いにいくケースもありますが、大抵はダボを打たないためにボギー狙いに徹しているのです。
正直言いまして管理人の場合、林に打ちこまなくてもボキー、Wボギーは当たり前なので「林に入ったらボギーを目標に」があまりピンときません。
しかし今後はテキトーに出すのではなく、打つ前に「最も良いのはどこか」を考えるようにしてみます。