前ページ・ラウンド前の朝練習は何をやるべきかで、ラウンド前の練習3タイプについて紹介しました。
このコンテンツでは、その3つのうちのひとつ、
タイプ1 基本に忠実派
として渡邉彩香プロ、種子田香夏プロお二人の練習メニューをまとめます。
(このコンテンツは雑誌GOLF TODAY 2017年12月号(Amazon)24~32ページを参考にしています)
渡邉彩香プロのスタート前練習 体と手の一体感
渡邉プロの朝練習のキモは
体と手の一体感を作る
ことです。
そのために、
右ヒジを左手で押さえ、体と一体となってクラブを動かす
練習をしています。
渡邉プロの解説です。
トップに上げる時、手が先に動き出してしまうと体との動きがバラバラになり、手打ちの原因になります。
私は、身体とクラブが離れて動かないように、左手で右ヒジを軽く押さえ、手と体が一体となっているようなイメージを持って上げる練習をしています。
フルスイングのようにトップまで上げることはせず、30ヤードくらいを目安にテークバックの部分を意識して練習します。
左手は右ひじをギュッとつかむ必要はなく、添える程度でOKです。
渡邉プロの場合、ラウンド前の朝練習では58度で30ヤードくらいの距離を30球程度打ちます。
この30球で体と手の一体感を確認するわけです。
種子田香夏プロのスタート前練習 ヘソとグリップの距離
種子田プロがスタート前練習でチェックするのは
ヘソとグリップの距離
です。
このチェックは毎回欠かさず、必ず行います。
具体的には、
テークバックで左手が右モモまで来たら一度止め、グリップとヘソの距離がアドレス時と変わらないか
を見ています。
なぜこれをチェックするかというと、手が体から離れると、手が前後にバラバラに動いて軌道が安定しなくなるからです。
種子田プロはどの番手でもこのチェックを必ず行っていて、次のように解説しています。
私はインパクトの時に体の正面に手がしっかり戻ってくるように、スイング軌道を意識して練習しています。
そのために、テークバックでヘッドを上げる時に左手が右モモまできたら一回止め、グリップとおへソの距離がアドレス時と変わりないかチェックします。
スイング軌道が安定し、オンプレーンに上げやすくなるので、私は必ずスタート前の練習ではこの動きを確認しています。
スタート前の朝練習でこのチェックを実践しつつ、種子田プロは
・よく使う6Iと8Iで100ヤード以内を重点的に
・球数は30~50球
打つようにしています。
「基本に忠実派」お二人の練習法は以上です。
「自分も基本を大事にしている」というゴルファーは参考にしてみて下さい。