ゴルフ好きの男の子スポーツ新聞を読んでいて、「へぇー」と目をひく記事がありました。
 
女子プロのほんのちょっとした心掛けの変化なのですが、参考になりそうなので紹介します。
 
上田桃子プロは2010年5月、「卒業」という形で江連コーチと袂を分かちました。

しかしそれからは成績が思わしくなく、試行錯誤の末、7月下旬にはスタンスをオープンからクローズに変更します。
 

 
これは江連コーチから以前指摘されていたポイントで、卒業したはずの師匠の教えを実行したのはそれだけ上田プロが悩んでいたことを表しています。
 
ところが、なんと7月30日の全英女子オープン前日には「スタンスはオープンに戻しました」と宣言し、
 
「クローズにすると球筋が安定しないし、イメージが出ない」
 
と、江連コーチの教えを完全に捨て去ったのです。
 
その結果全英オープンでは、宮里選手と並ぶ9位という好成績をおさめています。
 
また、その全英オープンで優勝した曽選手は、この大会からプレー中に歌を口ずさむようになったそうです。
 
これは、アニカ・ソレンスタム選手を育てたピア・ニールソン、リン・マリオットの両コーチからアドバイスされたもので、プレー中に平常心を保つ方法のひとつなのです。
 
両コーチの教えについては、このブログでも何度かお知らせしたことがあります。
 
トッププレーヤーも、良いスコアを出すためにいろいろ迷い、工夫していることがよくわかるのではないでしょうか。

横峯さくら選手 スタンス変更でスランプ脱出

2011年 5月に開催されたヨネックス・レディースで、横峯さくら選手は初日、3アンダーで2位と好発進しました。
 
実は横峯選手はこの日まで「プチスランプ」とも言える状態だったそうです。
 
本来横峯選手はフェードボール(落ち際で右に曲がる)が持ち球なのですが、今シーズンは逆に左に曲がる逆球が頻発していたのです。
 
狙った方向と逆に出る恐怖感から、横峯選手は思い切りショットできなくなっていました。
 

 
しかしこの日は別人のようにショットが絶好調。
 
スランプ脱出のきっかけは、スタンスを広げたことでした。
 
横峯選手はとても大きなスイングをすることで知られています。
 
このスイングを支えるためには下半身が安定している必要があるのですが、スランプ中は本来よりもスタンスが足幅一個分ほど狭まっていたそうです。
 
それを広げたことで土台が安定し、トップが定まるようになったのです。足幅一個分とはいえ、大きな差を生むことがわかります。
 
スイングというと、どうしても上半身の動きばかりを考えてしまいますが、土台となるスタンスにも注目する必要がありそうです。
 
横峯選手のように、個性的なスイングをするのではあればなおさらです。
 
(2011年 5月28日の日本経済新聞スポーツ欄を参考にしました)