宮里藍選手が09年7/26(日本時間27日)、アメリカ女子ツアーのエビアン・マスターズ最終日で優勝を決めました。
宮里選手おめでとうございます!
優勝の一因は「スコアを気にしなかった」こと?
今回の優勝で宮里選手は48万7500ドル(約4600万円)を手にし、米女子ツアーの賞金ランキングも4位まで上昇、賞金女王も視野に入っています。
アメリカツアー参戦4年目で宮里選手が悲願を達成しました。
宮里選手はアメリカ参戦初年度(06年)に全米女子プロで3位、翌年07年にはHSBC世界女子マッチプレーで2位になっていますが、この年に左ヒザを傷めてしまいます。
それでも父・優さんの応援やアドバイスが藍選手を支え、藍選手も努力を重ねました。
今回の大会ではリーダーボードが少なく、表示されるのはほぼ首位の選手だけでした。
これがかえって、細かい順位や他の選手とのスコア差などに集中を乱されることなく、目の前の一打に集中できたことが優勝の一因のようです。
一般のゴルファーが試合に出るときも、スコアをできるだけ気にしないことがポイントになるかもしれませんね。
宮里選手 米2勝目おめでとう!爆発的スコアの秘密は?
宮里藍選手が2010年になっていきなり快挙を達成してくれました。
アメリカ女子ツアー2010年開幕戦の「ホンダLPGA」で逆転優勝し、米ツアー2勝目を挙げたのです。
しかもスコアは自己ベストに並ぶ63で、1イーグル、8バーディー、1ボギーという内容でした。
最終日は首位と6打差の3位タイからスタートしましたが、この日は7番でイーグルを奪ってからは後半は「藍チャージ」とも言えそうな追い上げを見せます。
ショット、パット共に冴え、最後はチップインバーディーでしめました。
スポーツ新聞によると、宮里選手は
「優勝できるとは思っていなかった。オフに練習したことが結果に表れた」
とコメントしているそうですが、これほど素晴らしいスコアを出せたのは練習の成果に加えた何かがあるのではないでしょうか。
ゴルフダイジェストオンラインには「GDO EYE」というコンテンツがあり、今回の宮里選手優勝に関する記事が掲載されていました。
それによると、宮里選手はこれまでの米ツアーで、ある「コンプレックス」を感じていたそうです。
宮里選手が、その苦手意識をどのようにして克服したか?が記事には紹介されています。
記事をそのまま紹介することはできませんが、キーワードとしては「自分のフィーリングを信じる」といったところでしょうか。
練習の成果のみならず、こうした精神面での成長も「自己ベストタイ」のスコアを出した一因であることは間違いありません。
宮里藍選手 世界ランク1位!メンタル面強化の成果
宮里藍選手が、米女子ツアー「ショップライトLPGAクラシック」で優勝し、今季4勝目を挙げました。(日本時間2010年6月21日)
これにより宮里選手は世界ランキング1位を獲得しました。
男女通じて日本人初の快挙です。おめでとうございます!
2010年の宮里選手は快挙続きでした。
スポーツ新聞やネットなどでその様子を追いかけていて、ひとつ気付いたことがあります。
それは
「技術やフィジカル面での成長よりも、メンタル面での進歩を強調する記事か多かった」
ことです。
私としては「ほぼ全てメンタル面の内容だった」とまで言えるのではないか、という印象すらあります。
今シーズンの宮里選手のメンタルを表すなら「ひとつひとつのショットが良くても悪くても平常心」ということではないでしょうか。
世界ランキング一位を決めた今回の試合について、宮里選手の父・優さんは
「今日はやることが全てうまくいっていた。そういう時はアドレナリンが出て、ボールが飛びすぎてしまうことが多いんです。
そこをうまくコントロールすることができましたね」
と語っています。
(6/22の東京スポーツ新聞の記事から)
メンタル面が強化されて平常心を保つことができるようになった結果、宮里選手が本来持っていた世界レベルの技術を、いかなる状況でも普通に発揮することが可能になった、と言えるようです。
「いつでも平常心を保つ」と言うのは易しですが、実際にはこれほど難しいことはありません。
アマチュアゴルファーはスイングの改善などには熱心ですが、精神面に注目することは少ないようです。
アマチュアゴルファーの平均スコアアップのカギも、意外とメンタル面強化にあるのかもしれません。