あなたの周りに「軽く振っているように見えるのに飛ばす人」っていませんか?
どうして飛ぶんだろ?と不思議ですよね。
倉本昌弘プロが、雑誌「週刊新潮」のコラム「冒険ゴルフ」でこの件を解説されています。
倉本プロによると、「こういう打ち方が一番飛ぶ」のだそうです。
そのために何を意識するかにも言及されています。
以下に概要を紹介します。
(このコンテンツは雑誌週刊新潮2019年3/7号(PR:Amazon)104ページを参考にしています。太字などのフォント変更は管理人によるものです)
- PR:倉本プロの著書
- 90を切る人は、打つ前にほんの少し考える(Amazon)
野球の王さん 落合さんの”力感のないスイング”で飛ばす ゴルフも同様
競技は違いますが、倉本プロは野球の王さん、落合さんのスイングを理想としています。
ポイントは「力感が無いこと」です。
世界のホームラン王と呼ばれた王貞治さんのバッティングは凄い。
ゴルファーから見て何が凄いかというと、王さんの一本足打法には「力感が見えない」、それが素晴らしい。
いまの若い打者たちは「力任せ」が多い。いかにも「パワーがあります」という打ち方が主流になっている。
そういうタイプは短命ではないか。
王さんのスウィングは、いつでもやめられるし、いつでも打てる状態。力任せに打っていない。
すべてはタイミング。当たったボールが明らかにバットの上に乗っている。
一瞬の衝突ではなく、バットに乗せてから運んでいるイメージだ。あの打ち方なら、ケガもしないだろう。
(ああいうスイングがゴルフでできたらいいなあ)と、僕はいつも思う。
落合博満さんのインパクトの感覚も同じだ。当たったときに力感がない。
ゴルフも同様で、力みがあるのはNGです。
ゴルフもそうじゃなければ飛ばない。
ゴルファーの多くは、「インパクトの瞬間に力を集中しなければ」と考えているが、大きな勘違いだ。
力任せは美しくない。
その瞬間に体の力を集中して!などと考えたら、力んでしまう。肩に力が入り、スムーズなスウィングの邪魔になる。
遠くに飛ばそうとして、速く振ろうとすればこれも力みにつながる。
ゆったりと、素振りをする感覚で打つ。それがいちばん飛ぶ。
ところが大半のゴルファーは、力を入れないと飛ばないと思い込んでいる。
「えっ、こんなにスウィング・スピードが遅くていいの?」と感じるくらい、ゆったりしたスウィングがむしろ理想だ。
実を言いますと、当サイトでも「いかに速く振るか」といったコンテンツを作っています。
速く振るために力むのがNGなのはわかるのですが「遅くていい」というのはちょっと理解に苦しみます。
倉本プロの解説をもう少し見てみましょう。
- PR:Golfdoコンテンツ
- 初心者必見、はじめてのゴルフ練習場
- 練習場でもコースをイメージ!打ちっぱなしで上達する5つの練習方法
- じゃらんゴルフコンテンツ
- 練習場で気をつけるべきこととは?
- ゴルフの打ちっぱなしは一も二もスイング練習
※アフィリエイト広告
「ボールが無いかのように振り抜く」素振りをするときの感覚でスイング
具体的にどのようなイメージを持つと良いのでしょうか?
別の観点からその理由を説明しよう。
クラブにボールが当たるのは一瞬だ。当たったあと、クラブヘッドのスピードが加速するのが飛ばしのコツ。
だが通常は、ボールとヘッドが衝突した瞬間、ヘッドはボールの重さを受けて減速する。それでは飛ばす力が弱くなる。
だから、当たった瞬間に減速せず、むしろシャフトがグッと前に動いてくれるのが理想というわけだ。
ボールが軽くなって飛んでいくイメージ。シャフトがしなり、ヘッドが先行する意識を持ってスウィングするといい。
大切なのは「振り抜く感覚」だ。ボールがそこにあっても、まるでボールがないかのように振り抜く方が思ったより遠くに飛ぶ。
それはつまり、ゆったりと素振りをするときの感覚そのものだ。王さんや落合さんのホームランを思い起こして、その核心をしっかりと理解してほしい。
力で飛ばすスイングには欠点もあります。
プロ野球にはパワーで飛ばすタイプの打者もいる。
その理屈はゴルフには通用しない。彼らは野球だから生きられる。
なぜなら、野球の打者は、投手を中心にして90度の角度に打ち返せばいい。かなり広い範囲のどこに打ち返しても、フェンスを越えたらホームランになる。
ゴルフはもちろん違う。狙った場所に正確に運ぶことが鉄則だ。
力に頼ればコントロールが難しい。だからこそ、自然体のスウィングがゴルフの基本であることは言うまでもない。
「イメージ」や感覚の話が多めでしたが、理解はしやすい内容でした。
「もう少し飛ばしたい」とお考えなら、意識してみてはいかがでしょうか。
- PR:じゃらんゴルフ素振り解説記事
- 自宅で行える練習方法 素振り編
- 素振りの練習方法と効果、器具について
- ゴムホース素振りでスウィングのリズムを整えよう
- 重りをつけたクラブで素振りをすると練習効果アップ
- 素振りでは「音」がする場所を意識しよう
- バットで素振りすると飛距離アップに効果大
※アフィリエイト広告