突然ですが、スイングで「首」は意識してますか?
私はこれまで意識することはあまりありませんでした。
ゴルフスイングにおける注意点として「首」が指摘されるケースは少ないのではないでしょうか。
内藤雄士コーチの著書「ゴルフ 現代スイングの結論」には
「アドレス、トップ、インパクト、フォロースルーで首の付け根の位置は不変」
という解説があり、首の付け根を動かさない重要性が指摘されています。
読んだ後に自分なりに反芻してみると、スイング改善に首の付け根を意識するのはなかなかイケてるのでは?と考えるようになりました。
以下にその内容をまとめます。
(このコンテンツは同書の144~145ページを参考にしています)
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最初から最後まで首の付け根の位置は同じ 内藤コーチ
スイングは「いかに動かすか」ですが、その動きの質を高めるには「動かさないこと」も大切です。
内藤コーチの解説です。
止まっているボールを正確に打つには、体を大きく動かせば動かすほど損です。
体のバランスが崩れては100パーセント近い確率でフェースの芯に当てることができなくなってしまうからです。
静止しているボールにパワーを効率よく伝達し、かつフェースの芯に当てて狙った方向に飛ばすためには、動かすべき箇所だけ動かし、無駄に動いてはいけない箇所はできるだけ止めておくことです。
動いてはいけない箇所のひとつが、首の付け根というわけです。
アドレスからトップ、インパクト、フォロースルーに至るまで、首の付け根のポジションが前後左右にずれたり、上下に動いたりしないようにスイングしましょう。
フォロースルーで両手が左胸、または左肩の高さに振り抜かれるポジションまで首の付け根の位置が変わらないようにすれば、万全といえます。
動いてしまう原因はスイング動作だけではありません。
ボールを見ようとすると無意識のうちにアゴが前に出て背中が丸くなったか前になりやすいので、アゴを引いて自分の体を大きく見せる気持ちでアドレスし、首の付け根の位置が変わらないようにしましょう。
首の付け根が動かないと、頭も動かなくなります。
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首の付け根を動かさない=頭が動かない(頭の向きは動くこともある)
ゴルフのスイングにおいて「動かしてはいけない箇所」といえば、真っ先に連想するのは頭ではないでしょうか。
スイング解説では必ずといっていいほど指摘されますし、当サイトでも何度か紹介しています。
スイングの中でもトップクラスに重要なポイントなのです。
これはそのまま頭を動かさないよう意識すれば問題ないのですが、ここで首の付け根を動かさないと考えてみるのもアリではないかと。
言うまでもありませんが、首の付け根が動かないと頭も動きません。
なので頭を動かさない=首の付け根を動かさないなので、どちらを意識してもOKです。
ここまで読んで頂くと、「付け根」ではなく「首を動かさない」でもいいのでは?とお考えの方がいらっしゃるかもしれません。
実は私も同じように考えたのですが、スイング解説によっては「インパクトからフォロースルーにかけて顔を右に向ける」といった内容もあります。
顔を右に向けるには首を動かす必要があります。なので「首を動かさない」ではちょっと制限がキツすぎるかもしれません。
ただし首を右に向けても首の付け根の位置は動きません。頭の位置もそのままです。
なので内藤コーチの主張通り首の付け根を動かさない、でOKではないかと。
頭が動きがち、という方は首の付け根の位置をキープする意識も試してみてはいかがでしょうか。