当サイトでは、スイングのポイントなどに関してコンテンツによって「違うこと」を紹介しています。
例えば、以前お知らせしたこちら。
これら二つのコンテンツでは書いていることが微妙に違います。
「一体どっちを参考にすればいいのか?」と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした異なるアドバイスに対して、どう反応・対処するかは人それぞれですが、ここで青木功プロの考え方を紹介します。
雑誌「週刊新潮」に青木プロが連載されている「おれのゴルフ」からの抜粋です。どう反応・対処するか?のひとつの指針になるのではないでしょうか。
(このコンテンツは雑誌週刊新潮2014年5/22号(Amazon)108~109ページを参考にしています)
アドバイスはウザい?青木プロの場合
まずはゴルフに限らず一般論から。
人の言葉を素直に聞き入れて受けとめることは大切だ。
だけど、これが簡単そうで意外とできない。
よく年を取ると頑固になるって言われるが、きっと自分の経験から出てくる回答が全て正しいと思っているんじゃないかな。
でも、自分の知っていることだけで物事を判断するようになってしまうと、ただの”分からず屋”になってしまう。
誰かと会話している時、すぐに「そりゃあ違うよ」とか「でも、それはー」と口にしてしまう人は要注意だ。
誰かからゴルフに関するアドバイスを受けた時、「ウザいなぁ」と感じることってありませんか?
アドバイスしてくれる人と、その内容にもよりますが、正直言いまして私は感じることがあります。
基本的に私はそれほど上手くないので、「それはどうなんでしょうか?」と口に出して反論することはありません。
しかしそのアドバイスを「なるほど、ちょっとやってみるか」と素直に受け入れることは、かなり少ないように思います。
これについて、青木プロはこのように書かれています。
だって、物事には「絶対」はないわけで、自分の経験だけで全ての答えを出しちゃったら、それ以上の成長は望めなくなる。
だからこそ、おれはゴルフに関する情報はできるだけアンテナを広げて、なんでも受け入れるようにしているんだ。
例えば、どこかで「こういうストレッチが効く」と聞けば、まずは試してみる。
その上で自分に合わなければやめればいいし、使えそうなら自分流にアレンジしてみる。
また、「このシャフトが良い」という評判があれば、一度は使って調整した。
青木プロほどの実績であれば、すでに”自分のやり方”を変えたり、手を加える必要は無いように思えますが、そうではないんですね。
この考え方は一般ゴルファーの上達にも間違いなくプラスになるはずです。
できることはとりあえず試してみるのはアリでは?ダメならスルー
「シャフトを試しに使ってみる」のは一般ゴルファーには難しいとしても、
・ストレッチ
・スイングのコツ
・練習法
・コースの攻略法
あたりは、いくらでも試せるのではないでしょうか。
それで良い結果が出ればもうけもの。
まず間違いなく「引き出し」が増え、新たな「攻め手」を身に付けられます。
これはつまり、自分が成長するということです。
これがだよ、「自分のやっていることが全て正しい」と決め付けてしまうと、新しい情報に聞く耳を持たなくなるので自分の成長を止めてしまうことになるわけ。
せっかく、「これを試してごらん」とアドバイスを貰っても、「おれのスタイルじゃない」とか「自分には合わない」と否定してしまうと、貴重な成長のチャンスを自ら逃してしまう。
向上心があるなら、いつまでも「どんなことでも一度は聞き入れよう」という柔軟な気持ちを持っていなきゃね。
「アドバイスを受けたらとりあえず試してみて、良さそうなら採用し、ダメならスルー」
という考え方は、管理人としても賛同できます。
「言われたことをちょっと試してみたら、いい感じだった」ってことは、ゴルフに限らず意外と多くないですか?
ということで、当サイト内で「前と違うこと書いてある」と気付くことがあっても、とりあえず試してみて下さい。
良さそうならそのまま採用し、ダメなら忘れて頂ければと思います。
管理人としては、それがゴルフ上達につながると考えますので、よろしくお願いいたします。