セカンド地点に行ってみたら、ボールは木の真横。
しかもベアグラウンドで、木が邪魔でピン方向には打てない!残念な状態ですが、誰でも一度は経験があるはずです。
「とりあえず横に出すか」と不用意に打って大失敗したことはないでしょうか?
確かにとにかく脱出させるという考え方はいいとして、おさえるべきポイントはいくつかあるようです。
こんなシチュエーションで打つ際の注意点について、青木功プロが雑誌「ゴルフトゥデイ」で解説されていました。
ポイントを以下にまとめます。
このコンテンツはGOLF TODAY 2017年2月号132~135ページを参考にしています。
まず、こうした状況ではどんなイメージを持つべきなのでしょうか?
青木プロは、
残り距離に関わらず、50ヤードくらいライナー出すイメージ
を持つように勧めています。
そしてロフトが少ないクラブ(5番アイアンなど)を選択します。これはビシッと強い球を出すためです。短いクラブで上げようとするとザックリなどのミスのリスクが上がります。
そしてグリップの一番シャフト側を持つくらい短く握って球の近くに立ち、アドレスが緩まないように気を付けます。
その際のスタンスはオープンにし、ボール右足寄りに。これは上から自然なカット軌道で打ちやすくするためです。
飛ばす必要はないので、体は動かさず腕だけで振りましょう。これにより軸がブレず正確にミートできます。
この際、コックを積極的に使うと手だけのスムーズなスイングが可能になります。オープンに構えているので、スタンスなりに振ればカット軌道で上からクラブが入ります。
大振りはせず、手を体から離さないよう腕で振り下ろします。
フォローはとらなくてもOKです。青木プロいわく”打って終わり”のつもりで、しっかり球をとらえます。
こうしたケースではボールの行方が気になりますが、ヘッドアップはもちろんNGです。インパクト後もボールのあったところを見続けるくらいの意識を持ち、頭を残しましょう。