ゴルフ好きの男の子雑誌ゴルフ・トゥデイ2017年12月号に、東京国際大学ゴルフ部・湯原信光監督の記事がありました。
 
湯原監督は通算7勝している現役のツアープロながら、大学でフルタイムの指導を行っています。
 
湯原プロが監督に就任してから、わずか1年足らずで同部はAブロック入りを達成しています。


 
記事では、いわばアマチュアを指導するプロでもある監督が、アマチュアはどんな練習をするべきかを語られています。
 
以下にポイントをまとめて紹介します。
 
(このコンテンツは雑誌GOLF TODAY 2017年12月号(Amazon)20~21ページを参考にしています。試し読み・kindle版あります)

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湯原監督「打つ感覚を磨くべき」

いきなり結論から書きますと、湯原監督の主張のキモは
 
もっと”ボールを打つ感覚”を磨く練習をするべき。
 
ということになります。

ごちゃごちゃ考えながら、体を動かしたりしないでしょ?野球やサッカーと同じく、ゴルフもスポーツなんだ。
 
だからこそ”ボールを打つ、クラブを振る感覚”を磨くべき。

なのだそうです。
 
「考えるんじゃない、感じるんだ」とは、まるでクンフーの達人の言葉のようですが、ゴルフにも通じるのかもしれません。
 

 
湯原監督の考えを、さらに紹介します。

アマチュアの皆さんは、真っすぐ打つこと、良い球が出た時と”同じスイング”を追求することに執着しすぎています。
 
もちろんスイングは大事ですが、コースで結果を出したいのなら、ボールを打つ感覚を磨くべきです。
 
一球ごとに持つ番手やグリップの位置を変え、ボール位置を変えたりしてみてください。コースでは、一球ごとに持つ番手もライも、すべて違いますよね。それを練習場で再現するようなものです。
 
この練習を続けると、ゴルフというスポーツの基本である”クラブを動かしてボールを打つ”感覚が磨かれていきます。ゴルフもスポーツだ、ということを思い出してください。
 
野球でボールを投げるとき、サッカーでグラウンドを走るとき。手足の動かし方をごちゃごちゃと考えず、感覚で動いていますよね?ゴルフも同じです。
 
感覚を磨けば、今よりもっと上手にボールを打つことができるようになりますよ。

ゴルフ好きの男の子ゴルフって他のスポーツと比べて「頭でっかち」になることが多くないですか?
 
野球やサッカーでも頭は使いますが、プレー中のほとんどは「そのボールにいかに対応するか」が瞬時に要求されるので、
 
「このボールにはこう対応して・・・」
 
などと悠長に考える時間はありません。
 

 
対してゴルフは、なまじ”自分のペース”で打てるのと、ボールと接していない時間も長いため、ついつい考えてしまいます。
 
もしかしたら、他のスポーツと比べて”考えない能力”が求められる競技なのかもしれません。

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生徒さんが意識していること

ゴルフ好きの男の子湯原監督の指導を受けている生徒さん達の言葉を紹介します。
 
監督の指導信条が反映されているので、アマチュアゴルファーには参考になるのではないでしょうか。

「一球ごとに目標を決めて”動きに意思を持たせろ”と教わりました。それからは、練習場でも常にコースでのショットを思い浮かべながら打っています」
 
「一球一球、打ちたい球筋を具体的にイメージして練習しています。インパクト後、どんな角度でボールが打ち出され、どんな放物線を描くのかというふうに。イメージが具体的なほど、その一球の練習の質が濃くなると感じています」
 
「感覚を活かしてボールを打ちたいので、自然体というか、難しいことを考えずにスイングできるように意識してボールを打つようにしています」
 
「スイングはこうあるべき、といった固定観念を持たないことも大切だと教わったので、色々な打ち方をして、どんなボールが出るかを試したりしています」

管理人としては、湯原監督の指導をものすごくザックリ解釈すると
 
いろいろやってみては?
 
ということではないかと考えています。
 
実はこれに似た考え方は以前も紹介していて、青木功プロ 周囲の声に耳を傾けて上達のきっかけにのコンテンツでは、青木プロの「人から意見を聞いたら、とりあえず試してみては?」という意見を記事にしています。
 

 
ゴルフ好きの男の子私はこの考え方に共感できるので、湯原監督の「あまりごちゃごちゃ考えず、いろいろやってみる」というのも理解できます。
 
スイングなどに関する知識をある程度仕入れたら、とにかくスイング数をこなして感覚を磨き、その結果自分のスイングが身に着いた、というのが本当のスタイルなのかもしれません。