このコンテンツでは、藤田寛之プロの著書「ゴルフには上手くなる『順番』がある」を参考に、藤田プロのグリップに対する考え方を紹介します。
ゴルフを始める際、最初に習うのはグリップであり、「グリップは最も大切なことのひとつ」とするプロもいます。(後述します)
藤田プロも、グリップの解説ページ(30~33ページ)をこのように始められています。
正しいゴルフスイングを覚える「順番」としては、やはり、クラブと体のジョイント部分である「グリップ」の話からしなくてはいけません。
以下にポイントをまとめます。
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- ゴルフには上手くなる「順番」がある
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藤田寛之プロのグリップ 握る指と力の加減は
藤田プロの握り方は以下のとおりです。
私の場合、左手の「中指」「薬指」「小指」の3本と、右手の「中指」「薬指」の5本をしっかり握ります。
「しっかり」といってもギュッと強く、というわけではなく、クラブが抜けない程度です。
そしてそれ以外の指には力を入れないのもポイントです。
両手の「人差し指」に力を入れると、上腕部に力が入ってしまうことがわかります。すると、上から押さえつけるようなアドレスになってしまい、バックスイングで右脇が空き、体と腕が同調しなくなります。
対して左手の3本の指でしっかり握ると、メリットが生まれます。
「左手」3本の指をしっかり握っておけば、腕の下側の部分に適度に力が入り、ワキの締まったスイングがしやすくなります。
逆に言えば、左手3本の指をしっかり握っていないと、スイング中に緩みが生じてしまうのです。
グリップで力を入れる指によって、スイングへの影響が良くも悪くもなるのは意識しておくべきではないでしょうか。
「重さを感じるように」「下から支えるように」握る
グリップといえば、いつの間にかギュッと握っていることはありませんか?
私の場合、ラウンドをスタートしてしばらくは「軽く握ろう」と意識していても、いつの間にかグッと力が入っているのです。
握る強さはスイングにおいては小さなことのように感じますが、トム・ワトソン選手は握り加減を「ゴルフにおいて最も大切なことのひとつ」に挙げています。
指先でヘッドの重さを感じられるように握るのがベストで、こうすると、上体に力が入らず脱力できるから、余計なリキミを取り除くことができるんだ。何よりもリラックスが一番!
※ゴルフで最も大切なのはグリップ スイングよりもコンテンツより
内藤雄士コーチも軽く握るよう強調されています。
正確には、「握る」のではなくこの5本の指でクラブを下から支えるように持つのが正しいグリップです。
(5本の指とは左手の中指、薬指、小指と右手の中指と薬指で藤田プロと同じです)
※内藤雄士コーチ正しいグリップ握り方コンテンツより
握るというより、指にクラブを載せているという感覚ですね。
ちなみに金田久美子プロは、体の力みをとるコツとして左手の三本指でしっかり握るよう心がけています。
左手の中指 薬指 小指の三本でしっかり握る
手のひらでなく、グリップを指の関節に引っかける「フィンガーグリップ」でギュッと握る。
※金田久美子プロ 力みをとるコツコンテンツより
力を入れる指によってスイング全体に影響すると考えると、グリップの重要性がわかるのではないでしょうか。
実際にスイングする際は、(私の場合)グリップはつい無意識になりがちです。
どうもスイングがイマイチという時、今後はグリップの指と力の入れ具合もチェックするよう心がけてみます。
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