このコンテンツを作っているのは、いよいよ冬本番という頃。
寒さが厳しくなっています。
気温の低下はゴルフにも影響します。
(ゴルフの日は不思議と寒くても朝起きれますが・・・)最も大きいのは
飛距離の減少
ではないでしょうか。
冬になるとあからさまに飛ばなくなる、とビックリした経験のあるゴルファーは多いはず。
寒さは身体とボール両方に影響します。
このコンテンツでは、寒さと飛距離および寒さと関係するペナルティについてまとめています。
倉本プロ 寒さと飛距離「セーター一枚で10y落ちる」
倉本昌弘プロが、週刊新潮で連載されているコラム「冒険ゴルフ」で、寒さと飛距離について語られています。
「セーターを1枚着ると、10ヤード距離が落ちる」
僕はアマチュア時代からそう教えられてきた。
セーターを着た分の動きにくさと、セーターが必要なほどの寒さと両方で飛距離が落ちるという教えだ。
倉本プロの場合、夏と冬ではどれくらい差が出るかというと・・・
僕の感覚では、夏と冬ではドライバーで20ヤードくらい違う。
いま僕の飛距離はドライバーで平均270ヤードくらいだが、冬は240~250ヤードくらいに落ち、夏は270ヤード以上飛ぶ。
この差はかなり大きい。季節によってこれだけの幅があることを頭に入れてプレーしなければ、ゴルファーは痛い目に会うだろう。
季節単位だけではなく、一日単位でも気温の違いを意識しなくてはいけません。
同じ日でも、朝と昼ではもちろん違う。
冬場なら、朝スタートしたときに3度だった気温が、昼には12度くらいに上がることがよくある。
身体も温まり、昼には飛距離が朝より大幅に伸びるだろう。
朝と同じ距離感で打っていたら、イメージと現実にずれが生じるのは当然だ。
常に気温の変化を考慮する習慣をつけておくのが大切だ。
(以上の引用部分は週刊新潮 2017年2/16号106ページから抜粋しています)
私の場合、寒い季節は漠然と「飛ばなくなる」という意識しかありませんでしたが、
・何ヤードくらい飛ばなくなるか
・朝と昼の違い
といった、細かいところまで把握できれば、冬のスコアももっと良くなるのかもしれませんね。
ちなみに、気温10度の状況では、筋肉の収縮率が7~8%下がるそうです。(アルバトロス・ビュー 2017年2/9号129ページ)
普段100ヤード打つ番手では、8%落ちたら92ヤードに、200ヤード飛ぶなら16ヤード減って184ヤードにまで落ちるわけです。
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ゴルフボールと温度 温めたらペナルティ
ここまでは寒さがゴルファーの身体に及ぼす影響を紹介してきました。
寒さは身体だけでなく、ボールにも影響します。
一般にゴルフボールは、その温度が高いほど反発力が増し、飛距離が伸びるとされています。
ボールが温かくなると”柔らかさ”が増し、反発力も増えるのです。
なので、意図的に温められたボールを使うとペナルティを受けます。
こんなケースはないでしょうか?
・あるホールで、第2打の暫定球を打つことになった
・カイロと一緒にポケットの中にあった、温められたボールを使った
この行為が、「意図的に温められたボールを使った」と判断されたら、最初は2罰打の付加、続けて同じ違反があれば、失格になります。
規則14-3に抵触すると考えられるからです。
規則14-3には、
「プレーヤーは、正規のラウンド中、次のような人工の機器や異常な携行品はどのようなものも使ってはならないし、いかなる携帯品も異常な方法で使用してはならない」
とあり、「プレーヤーの援助になる可能性のある人工機器」の使用を禁止しています。
(アルバトロス・ビュー2017年2/9号124ページを参考にしています)
携帯カイロを持ち歩く機会が増える冬は、「ついうっかり」ということもあるので、お気を付け下さい。
あと、飛距離とは関係ありませんが、気温が下がると腰痛・ぎっくり腰も発症しやすくなるので、こちらもご注意を。