こちらのページで、中井学コーチの
「いろいろ迷ったら、ウェッジに立ち返る」
という話を紹介しました。
このページでは、その具体的なやり方を詳しくまとめます。
まずはウェッジを飛距離アップの練習に使う方法です。
キモになるのは、ウェッジのフルスイングにおけるトップの位置です。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2018年3月号20~23ページを参考にしています)
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ウェッジで飛距離を伸ばすための考え方
「飛ばなくなったなぁ」と考えたとき、一般ゴルファーはドライバーを意識するのではないでしょうか?
しかし中井コーチはウェッジを意識するよう勧めています。
具体的には、ウェッジでフルショットした時のトップの位置を意識するのです。
中井コーチの場合、この位置がアマチュアのスイングの基本であり、今後のレッスンの基準になります。
中井コーチは、
ウェッジでのトップが、その人に一番合うトップのポジション
としています。
これはドライバーも同様です。
つまり、ドライバーのトップがウェッジのトップより大きくなっていると、ドライバーはオーバースイングしている可能性があるのです。
ドライバーになると、誰でもトップが大きくなりがちですが、これをウェッジのトップに合わせてみましょう。ドライバーは「大振りしていた」と気づくかもしれません。
中井コーチの解説です。
ウェッジのトップの形は、自分の体とクラブが一体化したまま上げられる、最高地点です。
この体の使い方ができなければ、いくらドライバーで大きく振ろうとしても、それは球に力が伝わるスイングとは言えません。
短くて重いウェッジでのスイングこそ、自分の体とクラブの関係性を確かめるのにうってつけのクラブなのです。
もちろんクラブには様々な長さがあって、遠心力の大きさが違うので、クラブが垂れる場合もあります。ウェッジのトップはあくまでも目安として考えましょう。
トップが大きすぎると、どんな弊害があるのでしょうか?中井コーチは以下のようなリスクを指摘しています。
パワーが落ちる
トップが大きいと、いかにも飛ぶイメージがありますが、これは必ずしも正しくはありません。
ドライバーでウェッジのトップよりも大きなスイングをしてしまうと、グリップと手の間に空間ができることがあります。これは飛距離ロスの原因になります。
ウェッジのトップに合わせると、この空間が無くなり、トップからの力をフルにボールに伝えることが出来るようになります。
スライスを生む
また、グリップと手の間に空間ができると、右ワキが開きやすくなります。これはアウトサイド・イン軌道の原因であり、スライスのリスクが高まります。
ドライバーとウェッジでトップの位置が違うなら、全ての番手をウェッジのトップにそろえてみましょう。オーバースイングの解消につながるはずです。
普段から鏡を見たり、自分のスイングを動画で撮影するなどしてトップ位置をチェックしておきましょう。
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