ゴルフ好きの男の子バッバ・ワトソン選手はスタート前にドライバーをほとんど打たないそうです。

ワトソン選手はアメリカ男子ツアーでもナンバーワンのロングヒッターです。
 
07年のドライバー平均飛距離は316.2ヤードに到達します。





しかし、そんなワトソン選手はスタート前の練習ではドライバーをほとんど打ちません。
 
ドライビングレンジで行う80球ほどのショット練習のうち、ドライバーはわずか5球程度です。練習の中心はアイアンショットなのです。
 

 
なぜドライバーを少ししか打たないかというと、「どうしても飛ばそうとして力んでしまうから」なのだとか。
 
練習中、時にはギャラリーが「もっと飛ばせ!」とあおることもあるため、力んでスイングが乱れてしまうことも考えられます。そうなってしまっては最悪です。
 
そのためラウンド前の練習ではアイアンの正確なリズムを体に覚えさせることを重視しています。
 
ちなみに、ティーチングプロの堀尾研仁さんはアプローチを徹底的に練習するべき、としています。
 
ゴルフのスイングは、背骨を軸とした回転運動であり、腕、脚、体幹が同調した動作です。この動作の精度を上げるためにゴルファーは練習するといっても過言ではありません。
 
それでは、この動作が上達するためには、どのクラブを振るのが良いのでしょうか?
 
堀尾コーチによると、答えは
 
「まずはアプローチを徹底的に練習するべき」
 
なのです。
 
10~30ヤードの短い距離を打ち込み、徐々に距離を伸ばしていけば、飛距離とともに正確さも身につく、という考えです。
 
堀尾コーチは、「こうした練習をつめば、体のひねりや手首の使い方、体重移動といって動作は体が自然に動くようになる」としています。

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