テークバックを手だけで上げてしまうのを防ぐ練習法と、インパクトでの体を開きを防ぐコツを、雑誌「GOLF TODAY 2013年09月号(Amazon)」で村口史子元プロが解説されていたので、ポイントを紹介します。
まずは、上半身のひねりを生かした正しいテークバックを作る練習法です。
一般ゴルファーはテークバックの際、上半身の捻転が足りずクラブを腕だけで上げがちです。
これをやってしまうとテークバックでクラブをインサイド引きがちになり、インパクトではボールが右に出てしまいます。
(※参考 出球が右に偏る原因と対処法 テークバックや手首)
これを防ぐためには、ボールの30cm後方にゴムティーを置き、バックスイングでそのティーに当たるかどうかをチェックします。
腕を伸ばして当てる、体を右方向にスウェーさせるのはもちろんNGです。上半身のひねりで当てましょう。
ゆっくりしたスイングで、軸から回す体の捻転で当てるのです。
次に、インパクトで体の開きを防ぎ、スライスを防止するコツについて。
- 右手一本でクラブを持つ
- 次に左腕をまっすぐ正面に伸ばし、その真下にボールを置く
- その状態で右腕だけでスイング
- テークバックからインパクトまで左腰が開かないよう注意
実際にボールをヒットしてもいいですし、素振りだけでもOKです。
この「左腕伸ばしスイング」はインパクトでヘッドが走る感覚を養い、振り遅れや体の開きを防いでくれます。
特別な道具は必要ないので、練習場でも思いだした時に実践してみましょう。