ゴルフ好きの男の子「ゴルフ上達にはショートゲームをプレイするのがよい」との主張は、ゴルフのハウツー記事でしばしば目にします。

「弱小集団東大ゴルフ部が優勝しちゃったゴルフ術」などの著書がある井上透コーチも同様の考えをお持ちです。





ショートゲームが上達に貢献してくれるのはなぜでしょうか?
 
「弱小集団東大ゴルフ部が優勝しちゃったゴルフ術」76~79ページから、その理由をまとめます。
 
別記事ゴルフ初心者が100を切る&70台を出す練習量と同様に、初心者向きの内容かもしれませんが、参考になる内容なので紹介します。


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ショートコースが良い理由 場数を踏める

井上コーチは「ショートコースでホールアウト経験を増やす」として、そのメリットを解説されています。

ボールが打てるようになったらショートコースにたくさん行きましょう。
 
普通にゴルフに行った場合、基本的には18回しかカップインできません。パーパット、バーディーパット、ボギーパットなどあっても、決める瞬間は18回。5時間近い膨大な時間を費やす割には大した経験はできないのです。
 
その点、ショートコースでウランドすれば同じ時間で36ホールくらい消化できます。
 
グリーン周りからカップインするまでのホールアウト経験に換算すると2ラウンド分の価値がある。
 
一回でも多くのホールアウト経験を必要とするみなさんにはもってこいです。

プレースキル向上以外にも、ゴルフをするのに必要なマナーなどの習得にも役立ちます。

また初心者は、同伴プレーヤーがプレーしている際の立ち位置、ボールマークの仕方など、いわゆるゴルフ場での立ち居振る舞い、エチケットやマナーを覚えるのが最優先事項となりますが、その点でもショートコースはうってつけ。
 
プレーの回転も速いですから、マナーもエチケットもどんどん習慣化されていきます。初心者は10回くらいショートコースをラウンドしてから本コースに出てほしいですね。
 

こうした”ショートコース訓練”を重ねることで、スコアも良くなってきます。
 
井上コーチによると、90を切ることも可能なのだそうです。


ショートコース特訓だけでも90切りできる

井上コーチは「ショートコース経験だけで90は切れる」として、このように解説されています。

90を切るにはショートコースを回るだけで十分です。
 
100ヤード以内からグリーンに乗せて2パットで収めるという、ごくごく当たり前レベルに到達していれば90は切れるのです。

ショートコースは、練習場ではできないショットを練習できる場として側面もあるようです。

またゴルファーのレベルに関係なく、ショットの練習は練習場で事足ります。70台でラウンドしようと思っても同じ。
 
ドライバーショット、アイアンショット、傾斜マットを導入すればショットの練習は練習場ですべてまかなえます。
 
それだけで対応できないのが100ヤード以内のウェッジですが、前述したようにショートコースに行けばそれができます。
 
極端な話、ショートコースと練習場での練習を交互にやっていれば、初ラウンドでも80台で回れると思います。
 

ゴルフ好きの男の子100ヤード以内のウェッジの練習の場と考えると、ショートゲームの数を増やす=練習を重ねることになり、上達に貢献してくれるのは道理です。
 
ちなみに「ショートコースで経験を重ねて上達の助けにする」は、藤田寛之プロもお持ちの考え方です。
 
そのココロは「ショートゲームで”遊ぶ”」であり、「ショートゲームが上手くなるとショットは良くなる」と主張されているのです。
 
藤田プロの「遊ぶ」も、見方によっては練習という側面があると言えるのではないでしょうか。
 
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