突然ですが、ショット前の素振りはどのようにやっていますか?
ただ何となく振っていませんか。
(私は何となく振ってました・・・)
振るスピードを少し意識するくらいで、実戦に役立つかどうかはあまり考えずにスイングしていないでしょうか。
ショット前のルーティンは人それぞれであり、納得できるスイングができれば問題ありません。
しかし、何かしら不満がある場合は、今回紹介する宮本勝昌プロの素振りを試してみてはどうでしょうか。
前エントリー・打ち急ぎの手打ちを防ぐ 練習法に続き、雑誌GOLF TODAY 2014年 04月号24~25ページの特集「チーム芹澤 ヒミツのドリル」のポイントをまとめます。
宮本勝昌プロは、ドライバーでもアプローチでも、ショット前には必ず「ある素振り」を実践しています。
それは
ヘッドを地面で滑らせボールの前後20cmで芝をシュッと鳴らす素振り
です。
ショット前の素振りで、ヘッドを地面から浮かせたまま振っていないでしょうか?
それがルーティンとして完成していればよいのですが、実際のコースではそのスイングはボールの上を叩くことになります。
一打目のティーショットならまだしも、二打目以降は地面のボールを打ちます。それに合わせた素振りでなければ、本番には活かせません。
なので宮本プロは、ヘッドのリーディングエッジが刺さらないようソールで芝を払い、ボールの手前10cmからボールを過ぎた10cmまでソールを滑らせる素振りを行っているのです。
その際、ソールと芝の摩擦で「シュッ」という音がします。
宮本プロは
「最近のドライバーはフェースも分厚くなっているので、ティアップしていても地面を擦るような素振りをしないとフェースの一番飛ぶエリアには当たらない」
と語っています。
この素振りを行う際の注意点を挙げます。
・本番同様に、素振りでもヘッドアップは厳禁 ボールと顔の距離を変えず、胸を回して振ると、ソールで芝をスムーズに掃ける
・アプローチ前の素振りでは、「シュッ」を特に強調するよう振る
宮本プロによると、ダフりやトップが多くなってきた時にこの素振りを行うと、芯に当たるようになるそうです。
練習場でも問題なくできるので、試してみて下さい。
実際のショットと素振りの感覚が近づいて、ショットにムラがなくなり、安定感が増します。
今回で、Golf Todayさんの「チーム芹澤 ヒミツのドリル」特集紹介は終わりです。
このシリーズの最初のコンテンツはこちらをご覧ください。
- ゴルフダイジェストオンライン
- 素振りのコツ!
- 飛ばしの素振り(1)【タオル編】
- 飛ばしの素振り(2)【バット編】
- 飛ばしの素振り(3)【シャフト編】
- 飛ばしの素振り
- 素振りする位置は「ボール後方」or「ボール横」どっち?
- ラインの真ん中で素振りをするべき3つの理由 エイミー・コガ
- 逆打ち素振りで飛距離アップ 岡村優