ゴルファーであれば、練習場を利用したことのある方がほとんどではないでしょうか。
特に打ちっぱなし練習場は手ごろなお値段で利用できるので、「休日や仕事帰りなどに立ち寄るのが習慣」という方も多いかもしれませんね。
気軽に利用できるのは利点ですが、それゆえに「なんとなく」ボールを打つことが増えていないでしょうか?
練習場に来ているからには、やはり技術向上を図りたいもの。
そして利用しやすい金額とはいえお金を払っているので、効率よい練習を実践したいところです。
井上透コーチの著書「弱小集団東大ゴルフ部が優勝しちゃったゴルフ術」に、練習場の利用の仕方例が紹介されていました。
料金体系によってメニューを変える方法です。同書の80~81ページから、一部を抜粋して紹介します。
このコンテンツは、どちらかというと初心者向きの内容ですが、ある程度ゴルフ経験のある方にも参考になる考え方なので紹介致します。
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一球単価では「型」を「打ち放題」では動きを作る
井上コーチは「ボール単価が高ければ型を作り、安ければ動きを作る」として、次のように解説されています。
この中に「学生」とあるのはこの本が東大生を指導した際の経験をまとめているからです。
練習場での練習方法も上達のスピードを左右する要因になります。まして学生は練習にお金をかけられませんし、時間の制約もありますから、それなりの工夫が必要です。
練習場には一球いくらと打ち放題のケースがあります。
前者では量より質を優先した練習をやる。ショット練習にウェートを置き、丁寧に打つようにしましょう。
逆に後者ではたくさん打つ=質より量を優先した練習をします。すなわちアプローチを多めにやって、動きを体に覚え込ませましょう。
ボールの単価が高ければ型を作り、安ければ動きを作るということ。番手により打つボールの数は変えますが、ショートアイアンからドライバーまで一通り打つことは同じです。
「料金によって『型と動き』を分ける」っていう発想は、正直いってありませんでした。
だけど考えてみれば、そのほうが効率のよい練習ができますよね。
次に、井上コーチが考える具体的な練習メニューを紹介します。
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一球単価がある練習場でのメニュー例
・丁寧に打つ、質重視の練習がおすすめ
・じっくり打つことで型(スイング)を作るよう意識する
・ショットを多めにする
・アプローチ20球
・ショートアイアン10球
・ミドルアイアン10球
・ユーティリティ10球
・フェアウェイウッド10球
・ドライバー20球
・修正ポイント20球
打ち放題練習場でのメニュー例
・たくさん打つ、量重視の練習がおすすめ
・打つ量をこなすことで動き(モーション)を身につけるよう意識する
・アプローチを多めにする
・アプローチ100球
・ショートアイアン10球
・ミドルアイアン10球
・ユーティリティ10球
・フェアウェイウッド10球
・ドライバー30球
・修正ポイント30球
ここで紹介したのはあくまで一例なので、各自の苦手なショットによって練習する球数を調整してください。
その場合でも、料金によって「型」と「動き」の比重を意識してみて下さい。
効率の良い上達の助けになってくれるのではないでしょうか。
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