このコンテンツでは、ゴルファーの永遠の課題(?)であるスライスの克服法を紹介します。
スライスが発生する原因にはいくつもあるので、それを解消するためのドリルも複数あります。
そのやり方のひとつを、GOLF TODAY 2017年2月号22~31ページからポイントを抜粋して紹介します。
まずはドライバーのスライス解消法から。
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カット打ちが原因でドライバーのスライス 藤田寛之プロの矯正法
ドライバーのスライスを防ぐための、藤田寛之プロおすすめの方法を2つ紹介します。
カット打ち(=アウトサイド・イン軌道)を矯正するためのドリルです。
右足つま先を大きく開いて構える
右足のつま先を、通常の構えより外側に向けると、クラブがインサイドに上がりやすくなり、同時に体の捻転も深くなります。
また、左足つま先を閉じると、ダウンスイングでの体の開きを抑える効果があります。
右わきに何か挟む
ヘッドカバーなど適当な小物を右脇に挟んで、フィニッシュまで落とさないようハーフスイングを繰り返してみましょう。
スイング中に右脇が開かないので、手と体の一体感が強くなります。手の振りと体の回転が揃い、ダウンスイングでもクラブがインサイドから下りるようになります。
最初は違和感がありますが、それが正しいプレーンです。
ヘッドカバーが落ちる(=右脇が開く)と手が体から離れて手打ちになり、アウトサイド・イン軌道(=カット打ち)によるスライスが出て飛ばなくなります。
この「右脇挟みスイング」で150ヤードを目標に打ってみましょう。
体の開き、軸ブレによるスライスを矯正する ショートアイアンで
体が開くと、インパクトでフェースが開いてしまいます。
このミスを修正するための、小林伸太郎プロおすすめドリルを紹介します。
ショートアイアンで試してみて下さい。
右足甲の上にクラブを置いてベタ足でスイング
適当なクラブのグリップエンドを右足甲の上に乗せ、ショートアイアンでハーフスイングしてみましょう。
この時、足の甲に乗せたクラブが落ちないように振ります。意識としては、フォローまでベタ足をキープする感覚です。
インパクト前にグリップエンドが右足の甲から落ちてしまうのは、体の右サイドが前に突っ込んでいる証拠です。
これは体が早く開いていることを意味し、インパクトがアドレスの再現になっていません。
足の甲の上のクラブを落とさないよう、慣れるにつれて少しずつ振り幅を大きくして打ってみましょう。
軸となる背骨を意識して真っ直ぐ立つ
上と同じように右足の甲にグリップエンドを乗せたら、左右均等の体重配分にして真っ直ぐ立ちます。
背骨が左右に傾いたり、体のラインがずれたりすると体が早く開きやすくなるので注意しましょう。
この「背骨の軸を真っすぐにキープ」に「足の甲の上のクラブ」を両立させてスイングを実践して下さい。
以上の練習を続ければ、下半身が暴れなくなり、背骨を軸に体を回転させれば、体の正面で正確にボールをヒットできるようになります。
このドリルは軸が左右にブレたり、大きくスエーする場合の矯正としても効果的です。
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