前ページ小山佳恵コーチ アプローチでのアドレスのポイントでは、小山コーチが勧める、アプローチのアドレスについてお知らせしました。
このページでは、スイングをとりあげます。
(雑誌GOLF TODAY2016年8月号(Amazon)の「超やさしい米国式寄せ技」特集を参考にしています)
ミスしないアプローチのスイングは”ロングパット”
「アプローチをミスしない振り方とは?」という、ど真ん中ストレートの質問に対して、小山コーチは
下半身を固めてパター打ち
と回答されています。
10~15mのロングパットのイメージでスイングするのです。
左腕の形を崩さず、肩の上下動だけで振るので、ヘッド軌道が安定します。確実にミートできるわけです。
パター打ちなので、もちろんコックは入れません。
小山コーチの解説です。
上から打ち込むことがアプローチの打ち方だと勘違いしているアマチュアが実に多いです。
一番やさしいのはアドレスの左腕の形を崩さずにロングパットの要領で打つ方法なのです。
イ・ボミのようにコロがしで打つ時に下半身を固めてロングパットのように両肩の上下動だけでスイングしてみましょう。
すると、ソールを滑らせて払い打つことができるので、ザックリしません。
まず20ヤードまではこの動きを実践してみてください。驚くほど簡単に寄せられることができます。
球はクラブが上げてくれると信じて、是非とも試してみてください。
このイメージが固まったら、段階的に振り幅を変えて飛距離を調節できるよう練習しましょう。
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振り幅で距離の打ち分け+体重移動
振り幅の説明ではしばしば登場する「背後の大きな時計」を目安にします。
小山コーチの振り幅と飛距離の目安は以下のとおりです。
・7時~5時で10Y飛ばす
上で説明した、ロングパットのイメージそのままに打つ。
・8時~4時で20Y飛ばす
上の10Yと同じ打ち方で振り幅を大きくして20ヤード飛ばす。
・8時~4時+体重移動で30Y飛ばす
上のスイングに体重移動を加えて10ヤードプラスする。打ち終わりでは左脚が伸びて「逆K」の形になります。
・9時~3時+体重移動で40Y飛ばす
上のスイングの振り幅を大きくして、さらに10ヤードプラスします。シャフトを立てて9時~3時の幅で振ります。打ち終わりでは体重は左足に乗ります。
まずは7時~5時、8時~4時の振り幅を「ロングパットのように」打つ練習を重ねてみましょう。注意点が少ないため、感覚をつかんで「モノにする」の早いのでないでしょうか。
このスイングが必要になる距離(10~20ヤード)での自信もつきます。
それから徐々に体重移動と振り幅を加えていき、距離を伸ばしていきましょう。