前ページアプローチのスイング飛距離と振り幅では、小山佳恵コーチが推薦する、アプローチの飛距離調節法を紹介しました。
このページでは、アプローチをピンまで真っすぐ打つためのポイントをとりあげます。
前回が飛距離、今回は精度を上げるための小山コーチのコツです。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2016年 8月号32~33ページを参考にしています)
アプローチは右手で精度を上げる
小山コーチは、アプローチで方向性を向上させるポイントは
右手主導でスイングすること
と強調されています。
フルスイングして飛距離を求めるドライバーでは、左腕主導が良いとされていますが、短い距離なら右腕(利き腕)主導のほうが精度が上がるのです。
小山コーチの解説です。
アプローチなどの短い距離の時は、米国流は右手主導で振ることを推奨します。
フルスイングでは左手を伸ばして左手主導で振る方法を教えますが、右利きの人は器用な右手で振るほうが、小さな動きではヘッドを真っすぐ動かしやすい。
インパクト前後を真っすぐ引いて真っすぐ振る素振りをしてみてください。その方がスクエアにフェースの向きが保てて、方向性がよくなります。
この振り方であれば、クラブのロフト通りに球が当たる効果もあるので、距離感もよくなりますよ。
上の「インパクト前後を真っすぐ引いて真っすぐ振る素振り」とは、時計の文字盤で
腰から腰までの振り幅を、右腕だけで直線に振る素振り
です。
この範囲ではフェースはスクエアなまま真っすぐ移動します。
クラブを左へ振り抜くような動きだと、ロフトのあるウェッジは左を向きやすいのでヒッカケが増えてしまいます。
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