プレー歴の長いゴルファーは大崩れすることは少なくなります。
しかし「いつまでも直らないなぁ」と感じるミスは、ベテランにも意外と存在するものです。
長くプレーするにつれて基本から外れた変化、もしくは無意識のクセがスイングに加わるようになります。
それでスコアが伸びれば問題ないのですが、なかなか解決できない不調の原因になることもあります。
71歳でエージシュートを達成した岡村徹さんも、パットでそうした経験があるそうです。
このコンテンツでは、岡村さんがどのようにしてその不調を克服したかを紹介します。
岡村さんの著書「飛ばなくても90を切るすごいゴルフ術」56~59ページから、一部を抜粋しています。(この本は参考になりますよ!)
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岡村さんはいつの間にかオープンスタンスに オーソドックスな構えを再確認
岡村さんの場合、いつの間にかオープンスタンスでパットするクセがついていました。
私は、長年引っかけるミスが多く、いつの間にかオープンスタンスでパットをしていました。
オーストラリアでゴルフレッスンを受けた際、岡村さんはこの件をコーチに指摘されます。
そして「パッティングで一番大切なのはオーソドックスに構えること」と勧められるのです。
ここでの「オーソドックス」とはこれらです。
1 ターゲットラインに対して両肩、両足、フェース面をスクエアに
2 グリップ(手)は柔らかく握り、両肩からダラッと真下に垂らす
3 ボールの位置は、左目または両目の中央の下。ボールが目の真下よりも近い名手はいない。
4 背骨はまっすぐに、下半身をしっかり安定させる
5 両肩と両腕で作る三角形(または肘を若干曲げるので五角形)を崩さずに、ストローク。
この場合、肩を縦回転させて打つ形(ショルダーパット)と肩は動かさずにストロークする形があります。
最近の速いグリーンに対応しやすいと言われるショルダー型が今の主流です。
何をもって”オーソドックス”とするかは、細かい点では異論があるかもしれません。
岡村さんのやり方はひとつの例として参考にしてみて下さい。
次に岡村さんが考える、ストロークのオーソドックスなやり方を紹介します。
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ストロークもオーソドックスに 距離感は転がるスピードで
オーソドックスに構えても、それから外れたストロークをしては意味がありません。
パットにおいて岡村さんが意識しているストロークのポイントは以下のとおりです。
1 ヘッドの重さを感じながらストローク
2 テークバックを1とした場合、フォローが3の割合をイメージ。
逆に大きくテークバックしてインパクトで減速する人がいます。これでは距離感はつかめないし、ショートパットで引っかけもプッシュアウトも出てしまう。
3 リズムを大切にテンポよく。アドレスが長いと不安やラインの迷いが出てリズムを失いミスにつながる。
「ボールの後ろからラインを見て、ボールに対してセットアップして、カップを見る。ボールに目を戻して、すぐに打つ」などと自分のルーティンを確立してください。
4 距離感は、ボールの転がっていくスピードをイメージすることによってつかむ。ヒットの強弱で距離感を出そうとすると非常に不安定になる。
5 ショートパット以外では、ラインより距離感のほうが大切。
アマチュアの場合、3パットはほとんどラインの違いでなく、距離が合わなかった結果です。
ここではパットについて紹介しました。
その他のショットでも、いつまでも直らないミスがあるなら改めて「構え」から見直してみてはいかがでしょうか。
基準となるのは「オーソドックス」もしくは「基本」されるやり方です。
自分のスイングを動画撮影してチェックするのも何かに気づくきっかけになるのではないでしょうか。
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