ゴルフスイングの解説では「左サイドの壁」がつきものです。
しかしこの言葉、実は記事によって定義が微妙に違います。
各ゴルファーによって解釈が違うのですが、各自のやり方でスイング上手くいけば問題ありません。
このコンテンツでは、雑誌GOLF TODAYから宮本勝昌プロの考え方をまとめます。
(雑誌GOLF TODAY2014年6月号(Amazon)96~97ページを参考にしています)
左サイドの壁 キモは体重を受け止めること
宮本プロの解釈では、左サイドの壁とは
「カベっていうより一回体重を受け止める感じ」
ということになります。
カベは常に意識しなくていい。ダウンで左足に体重を受けた時だけ。
プロや上級者のスイング写真を見ると、体の左サイドが流れていませんよね。これがいわゆる左のカベ。
ただ、勘違いしないで欲しいのは体の左サイドでブロックするという意味ではありません。
「受け止める」場所は人それぞれです。
ゴルフは右から左(右打ちの場合)に移動する動きが入ります。この左右の動きを受け止めるのがカベの役割。
左サイドにカベを作るのではなく、結果的にカベのようにパワーを受け止める部分がなければいけないんです。
ボクの場合は左足の内側ですが、それが左頬だったり、左腰だったりしていいということ。
結局、テークバックで溜めたパワーを逃がさないというのが目的で、飛ばすためには絶対に必要なんです。
身体の左側への動きを止められるのであれば、体のどこを意識してもOKということです。
宮本プロが勧める左サイドの壁の作り方を紹介します。
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左サイドの壁(=左脚で体重を受け止める)の作り方2つ
それではどうすれば左足で体重を受け止め、左サイドに壁を作れるのでしょうか?
宮本プロは
左ヒザを意識する方法
左カカトを意識する方法
の二つを挙げています。
- Amazon宮本勝昌プロの本
- 宮本勝昌の10打縮めるゴルフ上達術
- ひと目でわかる ゴルフ飛ばしのスイッチ
左膝で壁を作る アドレスの位置に戻す意識で
左ヒザを意識する方法です。
ダウンスイングでアドレスの状態に左ヒザを戻すのがキモです。
最もスタンダードな左のカベの作り方は左ヒザを意識することです。
テークバックで右足に体重が乗ります。そのとき左ヒザが右ヒザ方向に少なからず移動しているはず。
それをダウンスイングで元の位置に戻して、それ以上目標方向側に流れないようにするのです。
ダウンスイングの体重を左ヒザで受け止めることで、ヘッドが走りパワーが出せます。
体重を左サイドで受け止めた状態でインパクトし、その後は体が惰性で回転します。
この過程で左ヒザがアドレス時よりも左にずれるとインパクトポイントも合わなくなってしまいます。
左足のカカトで壁を作る タイミングがとりやすい
左足のカカトで壁を作る方法もあります。
かかとの上下動はわかりやすいのでタイミングがわかりやすい特長があります。
テークバックでヒールアップして上げた左カカトを、ダウンスイングで元の位置、もしくは外側に踏み下ろすヒールダウンの動きを利用すると、タイミングよく体重を受け止められます。
ヒールアップして下ろす動作を利用すると、意識しなくても左サイドに体重が移り、踏み込む動きでカベを作ることができます。
どちらを採用するかは、実際に試してみてください。
左サイドの壁については、YouTube動画もたくさんアップされているのでそちらも参考にしてみてください。