ゴルフ好きの男の子パンチショットはアゲインストの風が強い時、あるいは周りに木があって高いボールを打てないときに打つ低い弾道のショットです。

このコンテンツでは低いボールを打つ場合のポイントをまとめています。




※最下段にも別動画があります

パンチショット ボールの位置やスイング

パンチショットを打つ際には次のようなポイントがあります。

■ボールは中央、あるいはやや右足よりにセットする
 
■クラブを短く持ち、前傾を深くしてボールをつぶすようにして打つ
 
■右ひざを左ひざに寄せて絞る
 
■右ひざを絞ったことで腰が入りがちになるが、腰は元のスクエアのまま
 
■テークバックではヒザの形を保ったままなので右足へのウェートシフトが減る
 
■結果的にトップはコンパクトに
 
■スイングリズムが速くなりやすいので、柔らかいスイングをこころがける
 
■インパクト後はスイングを止め、フォローは出さない

 
パンチショットは前傾を強くして打つのでアイアンのロフトは殺されます。
 
そのためボールが低く出て、飛距離は落ちます。グリーン上ではボールも止まりやすく、距離の調節もできます。
 

 
パンチショットをモノにするとラクになる場面が非常に多くなります。
 
ただしパンチショットでは、クラブを短く持って強く打つことだけを意識すると打球が荒れる(ボールが曲がる)ことがあります。
 
そのため、パンチショットでは残った距離よりひとつ大きいクラブを選ぶのがポイントです。
 
つまり、残りの距離からすると6I だが使うのは5I 、といった選択をします。それにより「強く打つ」意識をセーブするのです。
 
ボールは中央かやや右足寄りに置き、体重は7割方左足に乗せ、そのままの重心をスイング開始からフィニッシュまで保ちます。
 
スイング幅は、時計の針で10時(トップ)から3時(フィニッシュ)までが目安です。
 
パンチショットほどの強さはなくとも、低い弾道が打ちたい、という場面もあります。
そんなときは
 
「必要な距離よりひとつ大きいクラブを選び、指二本分短く持ってショットする」
 
とOKです。
 
指二本を並べると3cmほどになります。大きめのクラブですが、3cm短く持つので距離は変わりません。同時に、低い弾道で出るので風の影響は受けにくくなります。
 
低弾道を打つコツを続けます。

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桑田泉コーチのロースピン&ローボール

ゴルフ雑誌「ALBA TROSS-VIEW」 2012年 6/28号に、「低い球筋でも飛距離が落ちないロースピン&ローボール」という特集がありました。
 
ゴルフインストラクター桑田泉さん(プロ野球解説者 桑田真澄さんの弟さんです)が、兄の真澄さんに打ち方を教える構成の記事です。
 
泉さんによると、低弾道で飛距離を出すには、
 
スイングや番手を変えなくても、スピン量を減らすと、弾道を抑えて飛距離も出すことができる
 
のだそうです。
 
記事のポイントを紹介します。

■ポイントはセットアップ
 
■ボールは通常よりも一個分右脚よりに置く
 
■目線を低くして、左足下がりのボールを打つつもりでスイングする
 
■振り方自体は変えないのがポイント
 
■このセットアップから、卓球のドライブを打つイメージで振るとフック回転のローボール
 
■腰を思い切り切ってフェースローテーションを抑えればフェード系のローボール

 
泉コーチによると、低い球にもドロー系とスライス系があり、高く上がりやすいスライス系のほうが低弾道にするのは難しいそうです。

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ルーク・ドナルド選手 ローボールの打ち方

さらに低弾道ボールについて。
 
雑誌GOLF DIGEST 2012年 10月号に、ルーク・ドナルド選手の「向かい風に負けない強いローボールの打ち方」という記事がありました。
 
ローボールを打とうと、
 
■ヘッドを外に押し出す
■トップを抑えてヒットダウンする
 
ことはないでしょうか?
 
ドナルド選手によると、これらはいずれも間違っているそうです。ポイントをまとめて紹介します。

■ヘッドを外(右方向)に振ると体から腕が離れて球をソリッドにとらえられなくなる 左に振りぬくイメージを持つと腕と体の動きが一致して体重の乗った重いボールが打てる
 
■ヒットダウンすると、スピンがかかって逆に吹きあがってしまう なので、引っぱたくのではなく、払うように軽く打つのがローボールを打つためのキーポイント
 
■距離に対して1番手大きめのクラブを使い、インパクトをできるだけ作らないようにして楽に振る クラブは短く握る
 
■ノーマルなショットでは右足→左足といった体重移動があるが、ローボールを打つ際は体重移動を少なめにする
 
■無駄な動きを抑えシンプルな回転運動でフォローまでしっかり振り切る

 
全体としては「体の真ん中に重心を置いて、左に振りぬくイメージ」です。

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