ゴルフの上達法に関しては様々な情報があり、場合によっては相反する主張が存在しています。
「手首の返し」についての考えもそうです。
ある人は「返す」と主張する一方で、「返さない」とする記事もあります。
これはどちらが正しいのでしょうか?
この件について、雑誌「GOLF TODAY」で芹澤信雄プロが解説されていました。「返す」「返さない」と主張が対立している理由もわかります。
一部を抜粋して紹介します。
(このコンテンツは雑誌「GOLF TODAY」2014年06月号(Amazon)90ページを参考にしています)
「返す」「返さない」論争の原因 手首は自然に「返る」もの
芹澤プロによると、結論としては手首は返すのが正解です。
それでは、なぜ「返すな」と言われるのでしょうか?
芹澤プロは以下の理由を挙げています。
・プロや上級者は意図的に返していない。
・厳密には「クラブをオンプレーンに振ったら、自然に返る」
・昔のクラブ、特にドライバーは重量が重く、自然に返りやすい部分があった
・そのため、手首の返しを意識したら引っかけのリスクが上がり、「手首は返すな」と主張されることがある
・それに比べて今のクラブは重量が軽く、しかも長くなっているため、振り遅れるケースも増えてきた
・それを考慮すると、正しい返し方を覚えて、意図的に行ったほうが良いスイングができる
それでは、手首が自然に返った形とはどういうものでしょうか?
剣道のメンのように胸の高さで立てて持ちます。
その状態から身体を右にひねってみて下さい。
それがトップでの手首の形です。
同じように、左にひねってみましょう。
それがフォローでの手首の形になります。
左右どちらでも、クラブが立っていることが重要です。
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手首を返す感覚をつかむ練習法と左ヒジの意識
手首を返す感覚がつかめない場合、芹澤プロは
下半身を動かさず、上半身と腕だけでスイングする
よう勧めています。
ダウンスイングから手を返して、フォローでシャフトを立てる、という動作を連続でやると感覚をつかみやすいのです。
この練習では注意点もあります。
・身体が開いてしまうと手首が返らない
・腰が引けるとただのひっかけになる
下半身を動かさず上半身だけで振るのは、この注意点を認識する意味もあります。
「素振りでは手首を返せるけど、ボールを前にすると上手くいかない」というケースもあるでしょう。
そんな時、芹澤プロは次のようにアドバイスしています。
・スイング中は左ひじを真下に向けるよう意識する
・左ひじは常に身体の近くを通す
手首がうまく返るスイングでは左ひじが常に下を向いています。
手首を意識してうまくいかないなら、左ひじを意識してスイングするのです。
左ひじの動きは手首よりもゆっくりですし、体に近いため、人によっては手首を意識するよりもわかりやすいのです。
「手首は返さない」という前提でスイングしているゴルファーも、「左ひじを下に」という考えなら、受け入れやすいのではないでしょうか。
手首の返しに悩んでいるなら、参考にしてみて下さい。
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