ゴルフ好きの男の子石川遼選手のお父さん・石川勝美さんは、遼選手が生まれるまではごく普通のサラリーマンでした。

埼玉県内の信用金庫に勤めており、競馬や釣りを趣味にしていたそうです。





奥さんとは職場結婚でした。
 
そんなごく普通の生活が、1991年9月17日、遼くんが誕生してからは一変します。勝美さんの生活が子供中心になったのです。
 
男性ゴルファー
 
石川家は子供にゴルフをさせるほど裕福な家庭ではありませんでした。
 
それでも庭でゴルフごっこを始めると、遼くんはみるみる夢中になっていきました。
 
そして遼くんが6歳で本格的にゴルフを始めるようになると、勝美さんは無駄遣いや自分の趣味は一切やめてしまいました。
 
休日は息子のゴルフのために使い、練習場やコースへの送迎や、指導に専念したのです。
 
勝美さんがゴルフを指導する際は、スコアにこだわるよりも伸び伸びとゴルフをやらせることを重視しました(このへんはタイガーウッズに似ています)。
 
結果が出なくても頭ごなしに叱ることは無く、「何が悪かったのか」と原因を遼くん本人に徹底的に考えさせていた>そうです。
 
勝美さんの献身と愛情を受け、遼選手は実力をグングン伸ばしていきます。
 
小学生の時に「横尾要カップ小学校選手権」で優勝し、中学では「全国中学校ゴルフ選手権大会」も制しています。
 

 
07年4月に東京・杉並学院高に入学し、5月にはプロの試合である「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少優勝を飾ります。
 
いまや国民的人気者になった感のある石川選手ですが、会見での質疑応答も非常にしっかりしており、浮かれたところは全く感じられません。
 
これも父・勝美さんが「勘違いしないよう常に言い聞かせている」という教えを遼選手がしっかり実践しているからでしょう。
 
今後も順調に実力を伸ばし、目標にしているというタイガーウッズを超えるほどの偉大なゴルファーになってもらいたいものです。