バンカーショットのアドレスについては、記事によって主張が違うケースがあります。
例えばスタンスやフェースは、一般的には「開く」と説明されていますが、ネット上には「いずれもスクエアに」としているコンテンツもあります。
情報を受け取る側からすると迷ってしまうわけですが、いずれも一理あって紹介されているわけで、自分に合うやり方を取捨選択する必要がありそうです。
このコンテンツでは、ALBAの「きっちりアプローチ&パットで『ナイスパー』」から、中嶋常幸プロのアドレスを紹介します。
中嶋プロがアドレスでチェックするポイントは以下の4つです。解説も併記します。
(このコンテンツは、きっちりアプローチ&パットで「ナイスパー」の28~29ページを参考にしています)
1 ボール位置は心臓の真下
・正面から見て心臓の真下にボール(心臓の直下という意味ではありません) よほどの傾斜でない限り、この位置が基本
・ボールの位置を決めることで砂を取れる量の基本ができ、距離感も作りやすくなる ショットごとに位置を変えるのは、プロでも難しい
・他とは違うショットが必要なバンカーだからこそ、シンプルに考える
2 フォローの手元が邪魔にならないようスタンスを開く
・どれくらい開くかは、状況によって変わるので一概には言えない
・ただし、「フォローで手元が邪魔にならないように開く」という基準はあるので、振り抜きやすいように開けばOK
3 フェースは45度開く
・フェースはスクエアの状態から45度開く これが基本になり、この開き方でどれだけ飛ぶかの基準を作る
・フェースを開くのは、バンスを使うためでもある バンスを使えば、砂も上手く取れる
・フェースを開くほど、バンス角は大きくなるのは意識しておくべき
4 腰を落として構える
・バンカーショットのアドレスでは特に重要
・フェースを開いて構えるので、腰が高いとフェース面が右を向き過ぎてしまう
・腰を落として構えると、フェースを開いても右への飛び出しを防げる
・安定性も増すので、足場が不安定なバンカーでも軸がブレず、ザックリやトップなどのミスが激減する
バンカーショットでのボールの位置は「左かかとの延長線上」とする記事が多く、中嶋プロのやり方と少し違いがあります。
いずれも試してみて、自分に合う方法を採用して下さい。
中嶋常幸プロ バンカーショットのアドレス ボール位置・スタンス
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