前ページ・ダフり・トップを解消する練習法まで、ウェッジを使って飛距離やミート率アップを図る中井学コーチ独自の練習法を紹介してきました。
このシリーズ(?)も今回で最後です。
このコンテンツでは、ウェッジを使って距離感を磨くための練習法をまとめます。
距離感というと、”考え方”の話になりそうですが、ここで強調したいのは
どんなに小さいスイングでもトップから加速させる
という、「振り方」が話の中心です。減速しないことを心がけましょう。
(このコンテンツはGOLF TODAY 2018年3月号(Amazon)26~27ページを参考にしています。試し読み・kindle版あります)
減速は全てのスイングミスの原因!
アプローチでフワッとした柔らかい球を打つ時は、トップから減速して打つイメージはないでしょうか?
しかし中井学コーチによると、減速は全てのショットのミスのもとになります。
どんなに小さなスイングでも、振り幅を決めて加速して打てば距離感のイメージを持ちやすくなるのです。
その練習にうってつけなのがウェッジです。加速させるクセをウェッジで作りましょう。
加速といっても全力でブン!と振るわけではありません。
スイング速度にメリハリを付け、フォローに向かってスピードを上げる意識を持てばOKです。
練習場でもこの意識を忘れずにスイングしてみましょう。
この時、フォローで左ヒジを開かないよう注意します。左ヒジが体にくっついたフォローができれば、減速を防げます。
距離感を養うスイングの際によく使われる考え方に関して、中井コーチはある注意点を指摘されています。
それも”減速”に関係しています。次に紹介します。
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アプローチの”文字盤”スイングでは減速しがち その理由は?
距離感を身につける目安として、”時計の文字盤”をイメージする方法はよく知られています。(このサイトでもコンテンツを作っています)
何時から何時までのスイング幅だと飛距離が○○ヤード、と目安にするわけですね。
アプローチを打つ際は意識しているゴルファーも多いのではないでしょうか。
この考え方で問題はないのですが、注意点がひとつあります。
それはこの”時計を意識したスイング”では、ヘッドスピードが一定になりがちなのです。
これはおそらく、”振り幅”を作ることに意識が向いてしまって、スイングスピードにまで注意できていないからではないでしょうか。
あれこれ意識するのは大変ですが、この”文字盤スイング”でも、トップからの加速を忘れないようにしましょう。