ゴルフのトピックは「いかに振るか」が問題になりがちです。
しかしそれ以前のアドレス、つまり構えが間違っていては、思うようなスイングはできません。
複数の別コンテンツでも、アドレスの重要性を指摘しています。(関連記事をご覧ください)
このコンテンツでは、アドレスの入り方、ウッドとアイアンの違い、スタンスについてまとめています。
アドレスの入り方例 力強く安定した構えを
構えに入るにはそれぞれのやり方でOKですが、一例を紹介します。
2 背中は真っすぐにしたまま40度ほど体を前傾させる
(このとき、猫背になってはダメ)
3 膝を軽く曲げて体を安定させる
(膝は真っすぐのままでも、曲げすぎても良くありません)
4 体重は足の裏の中央より少しつま先側(親指付け根付近)にかける
5 お尻を少し突き出した形にすると構えが安定し、スイングもスムーズになる
理想的な構えには「力強く、多少押しても動かない」というイメージがあります。
土台が安定していれば、力強いスイングをしても体がブレません。
足の曲げすぎや前傾のしすぎ、あるいは重心を前にかけすぎなどは、
「スイングがスムーズにできるか」
「体のどこか一箇所だけ偏って力が入っていないか」
「体がのけぞったりしないか」
といったことでチェックできます。
理想的に構えればスイングはスムーズで、力の偏りは無く、体がのけぞったりしないはずです。
ウッドとアイアン・パット アドレスの違い
ウッドとアイアンのスイングの違いは、しばしば次のように言われます。
「ウッドは掃くような弧で、アイアンはダウンブローで」
この軌道の違いは、構えたときの体重の位置と背骨の位置で決まります。
この違いをまとめると次のようになります。
・ドライバーやフェアウェイウッド
体重:右足寄り
頭の位置:右足寄り
背骨の位置:わずかに右へ傾く
・アイアン
体重:左足寄り
頭の位置:左足の上
背骨の位置:垂直に近い
これらの違いはほんのわずかなものですが、区別していないとアドレスの時点で不適切ということになります。
ドライバーは構えたときにわずかながら背骨が右に傾きます。
ドライバーを打つ際、ボールは左かかとの延長線上にあります。
その位置にあるボールを打つためには、グリップで右手が下になっている分右肩も自然に下がってきます。このため自然と背骨も右に傾くわけです。
アイアンではボールがスタンスのほぼ中央にあるため、背骨も直立します。
すなわち、アイアンでは背骨が地面と垂直にならなくてはいけません。
パッティングでも当然背骨は垂直になります。
背骨を真っ直ぐに保つことは、パッティングの際に目線を目標のラインに平行に保つことにもなりますし、両肩をスクエアにしてくれます。
アイアンやパットで調子の波が激しいときは、背骨の傾き具合をチェックしてみてはいかがでしょうか。
構えた時にこれらのことが意識できていても、バックスイングで頭が動いてしまうと背骨も動いてしまうため、理想の軌道から外れてしまうので注意しなくてはいけません。
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クラブ全般に共通する スタンスの鉄則
スタンスはドライバーが最も広く、両足の内側に肩幅が入るくらいが目安です。クラブが短くなるにつれてスタンスは狭くなります。
クラブ全般に言えるスタンスの鉄則として・・・
・両膝は前後に動くのではなく、左右に(平行に)動く
・スイング中はアドレス時のスタンス幅からヒザが外側に出てはいけない
というものがあります。
イメージとしてはテークバックでは右脚がつっかえ棒になり、ダウンスイングでは左脚がつっかえ棒になる、という感じです。
テークバックの際は左ヒザを前に曲げてはいけません。左ヒザを前に曲げてしまうと左肩が落ちてしまい、体のヒネリが弱くなります。
左ヒザは右ヒザに寄せる意識を持ちましょう。
(ただし、どれだけ寄せたとしてもスタンスの真ん中あたりまでが限度です)
また、ダウンスイングで右ひざは多少曲がりますが、曲げすぎると右肩が落ち、スイングが崩れます。