ウェッジを語る上で欠かせない
バンス角 ロフト角
についてまとめます。
それぞれの数値がショットにどのような影響を与えているか、確認の意味でご覧下さい。
(「バウンス角」という呼び方もありますが、当コンテンツでは「バンス角」で統一致します)
このコンテンツはGOLF TODAY 2014年7月号(Amazon)58~59ページも参考にしています。
下の画像をご覧下さい。
まず、「バンス」とは、ソールの出っ張りを指します。
■クラブを垂直に立てて・・・①
■リーディングエッジから水平線を引き・・・②
■②とリーディングエッジからソールの頂点に引いた線の間の角度③がバンス角です
■①とフェース④の角度か作る⑤がロフト角です
それぞれの意味についてまとめます。
まずはロフト角について簡単に。
ロフト角は、一般的には数値が小さいほどボールが遠くまで飛びます。数値が大きくなるとボールは高く上がり、バックスピンの量も増えます。
このへんはほぼ常識の範囲なので、次のバンス角について。
一般的なイメージとしては、
・バンス角が少ない・・・上級者向け
と解釈して間違いありません。
バンス角が多い(=ハイバンス 目安は10度以上)ほど「出っ張り」が大きいため、砂に潜りにくくなります。
なので、クラブが深く入りがちで、ザックリしやすいならバンス角は大きめがオススメです。(ただし、トップのミスは出やすくなります)
砂が柔らかく、芝が深い時にも適しています。
ハイバンスのウェッジでは、右目の下にボールを置き、ハンドファーストで打つのがコツです。
対してトップが多いなら、少なめのバンス角(ローバンス)が良いでしょう。(ただし、ハイバンスの逆なのでザックリしやすくなります)
また、フェースを開いてもトップしにくくなり、高い球などへの対処も容易になります。地面が硬い、芝が薄い時もローバンスが打ちやすいとされています。
ボールの位置は左目の下、ハンドレイトがおすすめです。
バンス角の多少は一長一短があるので、どちらがいいとは一概には言えません。状況やプレーヤーのスイングスタイルも関係してきます。
自分で実際に打ってみて、最もしっくりくる角度をつかむ必要があるでしょう。