前ページ・坂本龍楠コーチ ドライバーで飛ばすコツ「フェースを閉じる」に続き、坂本コーチの「フェースを開かないためのコツ」を紹介します。
このページでは、テークバックでの体の使い方から実際にボールを打つまでを紹介します。
このコンテンツは、GOLF TODAY 2016年10月号(Amazon)38~41ページを参考にしました。
ゴルフトゥデイの特集では、写真入りで解説されています。さらに理解を深めたい方はチェックしてみて下さい。(Amazonに「サンプルを読む」およびKindle版があります)
テークバックでのコツ 体を右に向ける チェック法は
坂本コーチが主張する、テークバックでのキモは
体を右に向ける
ことです。
腰、胸を右に向ける動きでクラブを上げるため、手は動かず右手の平は下を向いたまま、フェースを閉じてクラブが上がるのです。
しかし坂本コーチによると、アマチュアはこの「体を右に向ける」動きがなかなかできないのだそうです。
そこでオススメなのは、このチェック法です。
↓
・そのまま上体を右に向ける(クラブも右へ)
↓
・その状態でアドレスの前傾を作れば、テークバックで右を向いた状態になる
このチェックで、どの程度右を向く(向ける)のかを認識します。この体の向きを覚えておきましょう。
実際のスイングでは、
・体を右に向けつつクラブを腰の高さまで上げる
・シャフトを立てるように両ヒジを曲げていく
ことで、フェースを閉じたままトップまでクラブを上げられます。
次に、実際にボールをヒットする練習法です。
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トップで一度止める
ポイントはトップで止めてから打つです。
トップを一度作ってから打つこの練習は、
・体を右に向ける
・クラブが閉じている
の二点を確認・体感できるメリットがあります。
具体的手順は以下の通りです。
第一段階 腰の高さまで上げる
1 アドレスの形を作る
2 上体を起こして直立し、クラブを腰の高さまで上げてシャフトは地面と平行にする
3 右肩、右お尻を真後ろに引いて体を右に向ける クラブも右に
4 体の正面を完全に右に向けたら、フェースが閉じている(斜め下を向いている)ことを確認(この段階では、ここをトップとする)
5 顔だけをアドレス状態に戻し、ボールを見る(ここからダウンスイング)
6 左肩、左お尻を真後ろに引くようにしてクラブを下ろしてボールをヒットする
7 フォローでは胸、腰、膝を完全に目標に向ける グリップエンドはヘソを向けたまま体の正面に置く クラブも目標に向けて、地面と平行に
第一段階では、腰の高さのトップからのスイングですが、フェースを意識して閉じているので意外と飛ぶことが分かるのではないでしょうか。
以下、トップの位置を少しずつ高くしていきます。それ以外は第一段階と同じです。
第二段階 顔の高さまで上げる
・第一段階の2で、ヘッドを顔の前まで上げる
・右肩、右お尻を真後ろに引いて体を右に向ける
・フェースの閉じを確認したら、ボールに顔を向ける
・以下第一段階と同様(フォローは任意で)
次でほぼ通常のトップの高さになります。
第三段階 ほぼ通常のトップに
・第一段階の2で、シャフトを垂直に立てるようにクラブを上げる 右手があごの下あたりの高さに
・これまでと同じように体を右に向ける
・フェースが閉じていることを確認し、ボールを顔に向ける
・以下同様(フォローは任意で)
坂本コーチは「5球でもいいのでこの練習法を試して下さい」と推薦されています。
打ちっぱなしでドライバーを打つ前に実践してみてはいかがでしょうか。
これまでの坂本コーチの主張をまとめます。
テークバックの腰の高さで右手の平を地面に向ければ、フェースは閉じる。
2 右肩、右お尻を真後ろに引く
クラブは手で上げず、右肩・右お尻を真後ろに引いて体を右に向ければフェースは閉じる。
3 トップで一度止めて打つ
トップで一度止めボールを打つ練習法を三段階のトップの大きさでやれば、確実に飛ばせるようになる。
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