当サイトで多く閲覧頂いているコンテンツのひとつに「右足の蹴り」の記事があります。
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「右足の蹴り」とは右足で押すこと 藤田寛之プロ 上体はリラックス
この中で「蹴り」のメリットや藤田プロの解説を紹介しているのですが、もう少しこの件を深掘りしたいなと考え、ゴルフ指南本を読んでみました。
するとこのたび、別の解説を中井学コーチの著書「誰もいわなかったシンプルゴルフのすすめ」で見つけました!
一部を抜粋して紹介します。
(このコンテンツは同書の118~125ページを参考にしています)
誰もいわなかったシンプルゴルフのすすめ
※Kindle版あります
※「試し読み」あります
「蹴り」=「踏み込み」動作解説
上の藤田プロのコンテンツを未読の方のために軽く触れておくと、
ゴルフのインパクトにおいて使われる「蹴り」とは「踏みこむこと」です。
サッカーのように足を前に蹴り出す動作ではありません。
中井コーチも「インパクトの右足は『蹴り足』ではなく『踏み足』です」というタイトルで解説を始められています。
下半身の使い方のアドバイスとして「右足を蹴る」という表現があります。
実はこれも多くのアマチュアゴルファーの勘違いを生み出しています。右足を蹴るというと「蹴り上げる」というイメージにつながりやすいのです。
(中略)
最近では欧米の選手や韓国の選手が強い理由は、右足の使い方にあると言われるようになりました。
彼らの右足の動きを見るとインパクトまで右カカトをほとんど浮かせず、ベタ足に近い状態です。
だからといって右足をじっとさせているわけではありません。
右足をしっかり踏みしめて右ヒザを伸ばしていく準備をしているのです。
そして以下が中井コーチの「蹴り」解説です。といっても、難しい動作ではありません。
体の左半身は重心が上に向かい、右半身は重心が下に向かう感覚です。この腰の動きを「縦の回転」と考えるとわかりやすいです。
ダウンスイングの初期では右ヒザを曲げて右足の裏全体で押し込みます。そしてインパクトの直前からフォロースルーにかけて右足のパワーを放出するイメージで右脚全体を真っ直ぐに伸ばすのです。
つまりスプリングのような効果を生む動きであり、これを一瞬のうちに行うことでクラブヘッドが手元を一気に追い越すようなリリースが生まれます。
動作としては、極めて簡単ではないでしょうか?
乱暴な言い方かもしれませんが、「少し曲げた右膝を伸ばしつつ踏みこむ動作」ということになります。
もしかしたら「意識せずに自然にやっている」というゴルファーもいるかもしれません。
「蹴り」の動作について、中井コーチはこのようにまとめられています。
動作自体は難しくありませんが、注意点はあります。
それは腰の回し方のイメージです。
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「蹴る」際の注意点 腰は縦に回すイメージで
結論から書きますと、「蹴る」際の注意点は
腰は縦に回すイメージを持つ
ことです。
それでは、横に回すイメージではなぜいけないのでしょうか?
中井コーチの解説です。
腰を地面と平行に回すイメージと、右足を蹴り上げるイメージを一緒にしてしまうとダウンスイングで右ヒザが前に出て、右カカトが早く浮き上がってしまいます。
自分では腰を一生懸命に回しているつもりでも腰の回転が遅いうえに、いつまでも周り続けるから正しいアームローテーションもリリースもできません。
横に回す意識だと腰が回りすぎてしまい、右足の踏ん張りが無くなってしまいます。
縦に回すイメージを持つと、右足の正しい踏み込みが身につくのです。
「蹴り」を意識してみようかな、というあなたはこれらの注意点に気をつけて実践してみてはいかがでしょうか。