このところ数回にわたり、横田真一プロの著書「プロゴルファーがやっている、スコア作りのコツ!」から、「なるほど!」と感じたポイントを抜粋して紹介しています。
 
このコンテンツでお知らせするのは、同書の中でもおそらく一番衝撃を受けた内容です。


 
それは、パットの距離感に関する横田プロの解説です。
 
以下にまとめます。
 
(このコンテンツは、プロゴルファーがやっているスコア作りのコツ!の40~51ページを参考にしています)

「プロで振り幅を基準にしている人はおそらくいない」

いまこのページをご覧頂いているあなたは、パッティングでの距離感にどんな基準をお持ちでしょうか?
 
スイングの振り幅を基準にしている方もいらっしゃるのでは?
 
実は当サイトでも、「振り幅で距離感を」といったコンテンツを以前作成しています。

しかし横田プロによると、
 
ツアープロの中に、振り幅で距離感を出している人はおそらくひとりもいない
 
そうです。
 
パッティング
 
管理人としてもなかなか厳しい指摘なのですが、これは一体どういうことでしょうか?
 
ポイントは以下の通りです。

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野球の投球では「振り幅」は考えない ゴルフでも同様

横田プロの解説で、「言われてみれば確かにそうだな」と強烈に納得したのはこちら。

人は物を投げるときに腕の振り幅は意識していません。
 
ゴミ箱にゴミを投げるときに、2メートル離れたところからでも、4メートル離れたところからでも、同じように肩の高さに手を上げて投げていると思います。
 
2メートルだから耳の高さ、4メートルだから頭の上というような考え方はしないはずで、そんな設定をしたら、むしろ気持ちよく距離感を合わせられなくなるはずです。

野球のスローイングでも、「投げる距離が半分だから、腕の振り幅は半分」なんてことはありません。
 


 遠投の際は多少フォームが大きくなるとしても、ほぼ同じ投げ方(振り幅)で距離を調節します。
 
これはパットにおいても同様で、横田プロは「振り幅」での距離調節はミスが多くなる、と指摘されています。

パッティングで「右足の親指から左足の親指まで振れば3メートル」と決めていると、上り3メートルや下り3メートルの場面では迷うことになるし、3.5メートルという中途半端な距離でもやっぱり迷うでしょう。

振り幅と距離を固定してしまうと、条件の変化に対応しにくくなるのです。
 
それでは、プロはどのようにして距離感をつかむのでしょうか?

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プロは「音」と「時間」で距離感を養う

結論としては、
 
「感覚で距離感をつかむ」
 
としか言いようがありません。
 
ボールとグリーン
 
なんじゃそりゃ、と突っ込みを受けそうなくらい抽象的ですが、これは仕方ありません。
 
「ボールの投げ方」や「自転車の乗り方」を説明するのは難しいように、パッティングの距離感を言葉で伝えるのも抽象的にならざるを得ないのです。
 
とはいえ、これではあまりにも漠然としすぎているので、もう少し補足すると、
 
横田プロは「音」と「時間」で距離感を養います。
 
まずは、「音」に関して、横田プロが経験されたエピソードを紹介します。

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青木功プロが横田プロにアドバイス「パターの音」

横田プロは以前、パッティングの名手・青木功プロからこんなアドバイスを受けています。
 
「パターっていうのは、上りは『コン』って打って、下りは『トン』って打つんだよ」
 
これを聞いた横田プロは「同じプロゴルファーとして青木さんの世界に触れた」気がしたそうです。
 
パッティング
 
漠然とした話ですが、なんとなくわかる気がしませんか?
 
例えば下りの1メートルラインで、「コツン!」では強すぎる感じがします。横田プロの感覚では「トン」です。
 
感覚を言葉で説明するなら、これが限界かもしれません。感覚をつかむ手掛かりとして、音を活用してみて下さい。


といってもそれほど厳密に考える必要はなく、
 
・上りは「コン」で下りは「トン」
 
あるいは
 
・ショートパットなら「トン」、5メートルを超えたら「コツン」、ロングパットは「カツン」
 
など、何でもOKです。
 
距離の感覚をつかむ助けになる音を、各自で設定してみましょう。

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ここでの「時間」とは、ボールが転がっている時間です。
 
10メートルの下りラインで、カップまでの転がり時間をイメージしてみて下さい。
 
1秒はさすがに速すぎですよね?
だいたい5秒くらいでしょうか?
 

 
この「時間」の感覚を距離感をつかむ手掛かりにするのです。
 
横田プロの説明によれば、

目の前のラインを見ながら「これを4秒で転がそう」という設定をすれば、体がそれに反応して自然と振り方が決まっていきます。

ということになります。
 
この時間の考え方は、いろんな状況に対応しやすいのが強みです。
 
同じ10メートルでも、上りと下りで違いが生まれます。これは音でつくる距離感も同様です。
 
しかし振り幅ではこの「違い」がわかりません。
 
パッティング
 
なかなか説得力がありませんか?
 
振り幅でつくる距離感のほうがわかりやすいのは確かです。
 
しかしいざコースに出ると、音と時間でつくる距離感のほうが実戦向きというか、対応しやすいというのが何となくイメージできるのではないでしょうか。
 
振り幅で問題なくプレーできているのであればそのままでもOKですが、「距離感がイマイチ・・・」という場合は、音や時間の意識をとりいれて距離感を磨いてみてはいかがでしょうか。
 
パットの距離感については、関連記事もあるのでお時間があったらご覧ください。

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