先日エントリーした「グリップの握り方 左手・右手 内藤雄士コーチ」では、グリップを具体的にどのように握るか、内藤コーチの解説を紹介しました。
このコンテンツでは、「グリップとはこういうもの」という内藤コーチの考えについてまとめます。
「あること」を管理するのに重要な役割を果たしていますが、別に注意すべき点もあるようです。
内藤コーチの著書「ゴルフ 現代スイングの結論」16~19ページ を参考にしています。
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グリップはフェースの管理に(ただしもっと注意すべきことも)
いきなりですが、まずは内藤コーチがグリップをどう考えているかの”結論”をどうぞ。
インパクトでフェースをスクエアに戻すことが正確なショットを生み出すための一番の決めてですが、フェースの向きをどう管理すればいいかとなるとグリップの握り方が重要なポイントになります。
スイングプレーンはヒジの向きや体の前傾角度によって決まりますが、フェースの向きは左手や右手の握る角度などで大きく左右します。
グリップはフェースの管理に重要というわけですね。
ゴルファーの特性によって効果的なグリップについても解説されています。
グリップの握り方は人によって違いがあって、フェースターンがうまくできずにボールのつかまりが良くない人はストロンググリップに握るのが合っていますし、女性や年配のゴルファーなど力があまりない人もストロンググリップが適しているといえます。
逆に男子プロ並みに力があって左に球が引っかかるミスがよく出る人は、スクエアグリップ、もしくはややウィークグリップに握るのがいいでしょう。
こうしたミスが出る方は、まずグリップをチェックするのもひとつの手ではないでしょうか。
このようにグリップは重要な役割を持っているのですが、内藤コーチの考えではスイングの根幹を成すほどの要素ではありません。
ストロンググリップが良いか、スクエアグリップが良いかという話は微調整にすぎないと断言してもいいくらいで、スイングの根本を語る上ではメインではありません。
内藤コーチの場合、「スイングの核心となるのは骨格のポジショニング」とされているように、スイングでは骨格を重視すべき、という考えです。
お時間があったらこちらのコンテンツもご覧ください。
グリップ 握り方以前に〇〇の向きに注意する
「ゴルフで最も大切なのはグリップ」コンテンツでは、トム・ワトソン選手がグリップを「最も大切なことのひとつ」としている件を紹介しています。
内藤コーチはグリップにそれほど重きを置いていないと考えられますが、こうした違いはゴルフスイングを語るうえではよくあること。
「なぜ重視するのか」それぞれの理由を頭に入れて、ポイントだけを”いいとこどり”すれば上達に活かせるのではないでしょうか。