前ページフェアウェイからのアイアンでボールを上げるにはでは、フェアウェイからのアイアンで高いボールを打ち出すポイントを挙げました。
このページでは、低いボールの打ち方を紹介します。
「フェアウェイだけど、木の枝が目の前に張り出していてる」といった場面で使うショットですね。
GOLF TODAY 2017年2月号(Amazon)36~37ページから、片岡大育(だいすけ)プロの解説を抜粋しています。
短く握り重心を低く ボールは右足寄りに
低めに打つポイントをまとめると、
重心は低めにしてコンパクトなスイング
ということになりそうです。
それを実現するために、片岡プロがまず挙げているポイントを挙げます。
■クラブを短く握る(グリップを2.5cm余らせる)
以下で重心の低いアドレスを作るので、それに対応するため短く持ちます。
短く握ったら・・・
■スタンス幅は少し広めに
■オープンスタンスにする
■重心を落としてアドレス(もしくは左足に多めに体重をかける)
ちなみに前回の「ボールを上げる」場合、「重心はどちらかというと右足体重」でした。
ボールの位置も少し変えます。
■ボールの位置は右足寄りにする
オープンスタンスにするとボールは左足寄りになりがちなので注意しましょう。(前回の「上げる」場合は左足寄りでした)
■インパクトではアドレスの形を再現する(重心は下げたままをキープ)
打ち込む意識は必要はありません。低めのトップから低めのフィニッシュを心がけましょう。
次に片岡プロの解説を紹介します。
PR
会員の92%が実際のラウンドで100切りを達成しています RIZAP GOLF
片岡プロの解説 大振りはNG
片岡プロの解説です。
フェアウェイから低い球を打つ場合、ボールの位置を右足寄りにして重心の低いアドレスを作りましょう。
普通に立つと重心は下げづらいので、スタンス幅を少し広くし、なおかつオープンスタンスにします。
ボールが右にあると打球が右に飛びやすくなりますが、オープンにすることでそれを防ぐ効果も見込めるのです。
重心を下げるぶん、クラブも短く持ちましょう。
このアドレスができたらスイングはいつもどおり。短く握っているぶん、自然とコンパクトなスイングになります。
大振りすると重心が上に上がって曲がる原因になるのです。
低弾道はアゲインストの風の時にも使えます。
以上のポイントをおさえて、練習場でも試してみて下さい。
次のページでは、ラフからボールの高低を打ち分けるポイントをまとめます。