そのスイングが注目され、「どのように振っているか」が定期的に記事になると言っても過言ではない松山英樹プロ。
雑誌「ゴルフトゥデイ」の2021年12月号に、PGAツアー・ZOZOチャンピオンシップでの松山選手のドライバースイングの記事がありました。
石井忍プロによる解説です。
同大会で優勝した松山選手のスイングはどのようなものだったのでしょうか?一部を抜粋して紹介します。(同誌の14~15ページを参考にしています)
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飛距離を生む源は?
松山選手が飛ばせる理由は、バックスイングにあるようです。
PGAツアーには個性的なスイングをする選手もいますが、松山選手はオーソドックで王道のスイング。
だから、PGAツアーにデビュー以来、9年間にわたって安定した成績を残せているのだと思います。
海外の選手に負けない飛距離の源が、バックスイングで力をためる動きです。
アドレスからトップまで右足の角度がほとんど変わっていないので、軸がブレることなく上半身が捻転。さらに腕を伸ばしたまま、クラブを上げているのでスイング軌道も大きくなっています。
切り返しからのバランスの良さ その理由や左腰の回転
切り返し以後にも秘密があります。
さらに、切り返しからインパクトまでのバランスが素晴らしい。プロでも切り返した直後は右に傾いたり、左に突っ込んだりする人が多いですが、松山選手は全く軸がブレずにクラブを下ろして、振り抜けています。
そのポイントは切り返しで右肩、右腰を高くキープしていること。
右肩が下がるとアッパー軌道になりますが、松山選手は右肩を高い位置にキープしているのでダウンブローに上から叩いてヘッドが加速する。
また、ダウンスイングで左足を踏み込んだときには左腰を全力で回すことで、体の回転スピードを早くしています。
体全体のパワーをボールに伝える上で、松山選手は最も効率の良いスイングをしています。
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スタンスなどその他のポイント
松山選手のスイング全般についてまとめるとこのようになります。
スタンス幅はややワイド。アドレスからトップまで右足の角度は変わらずに、右足の太ももに力を溜めることが、ダウンスイング以降の加速につながる。
右肩、右腰を高い位置にキープしながら、クラブを下ろしていくことでダウンブローの軌道になっている。
左足をしっかり踏み込んだ反動と、左腰を回す回転によって、手の動きではなく、体の回転でヘッドスピードを上げている。
文字ばかりでなく画像で確認したいという方は「GOLF TODAY」の記事をチェックしてください。
スイングのその他の解説だけでなく、絶不調だった松山選手が優勝できた理由の詳細の記事もあります。
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